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2012年11月07日

山水人で学んだ事をシェアします。

山水人で、様々な事を学びました。

短い期間ではありますが、仲間達と共に暮らす日々の中でも

チームプレイの凄さを実感できる機会にもなりました。



木星広場という場所で、様々な講座(?)が開かれていまして、

できる限りその座談会に参加しました。


皆夫々が自分の体験を通して学んできた事を、惜しみもなく伝えてくれました。

先生というか、水先案内人というか、仲間といったらいいのか分からないほどの、近い距離の中でのこの座でありましたが、

彼らに共通している事は、物事に精通している人が持つ独特の気迫が柔らかかった事です。


学んだ事をシェアしたいので、ここに書き記します。

ただ、僕の脳みそに入っているものを書いていきますので、二次ソースになってしまう事はご了承下さい。

ぜひぜひ、素晴らしい方々でしたので生でお話を聞ける機会がありましたら、どうぞ足をお運び下さいませ。






「放射能時代の子産み・子育て」 橋本ちあき


 ☆子育てにこそ、ビジョンが欲しい

 ・自分のいのちを守る体を育てる

 ・心を育てる

 ・自分を愛せない人は自分の子も愛せない

 ・自分を褒める事をやって下さい

 ・自分を信じて決断する

 ・信頼し信頼される関係を作る

 ・他者と自分の違いを認める(自分を確立する事と他者を認めることは同時進行


 ☆食事のしつけ(子供)

 ・親の価値観がそのままでる

 ・添加物問題を否定の言葉を使って教えない

 ・色々な選択肢がある中でのチョイスとして食事を摂る

 ・お肉にしてみても食べられないではなく、食べないと伝える

 ・自然の中で暮らすことによって、自然の物と自然ではない物が分かるようになる

 ・自由に育てるということと、しつけないということを混同しない

 ・「ありがとう」と「ごめんなさい」をまず教えて欲しい、子供の前で自分が使う

 ・子供の主張に親が折れていく

 ・いのちの基本の基本にもどる




子供が15歳になるまで全て手作りの食事を与えていたという、ちあきさんであるが

ちあきさん流の考え方でお話をされるため、とても分かりやすくお話を聞いていてスッと心に入ってきた

お話をききながら、家族を持ちたくなったのはいうまでもない。




 
 
「原始の火をとりもどそう!」 火野山ひろば(今北哲也)


 
☆野焼きのお話

 ・ここらは、500年前から赤カブラを蒔いている風習がある

 ・野焼きは、肥料をやらない、土を耕さない、自然任せ

 ・灰が水分を呼ぶ

 ・土を焼くことによって元々あった栄養分が、植物にとって吸い込みやすいものに変わる

 ・有機栽培の養液栽培(水耕栽培)が静岡で始まっている

 ・水稲が持ってきたモノは、税という概念。米を税金として納めるには、水田は見えやすい。

 ・山は20年から30年かけてほったらかしにする。それから伐採。

 ・山の土は、10年に1センチしかできない

 ・土そのものを燃やすのではなく、腐葉土を燃やす。

 ・雪解けの新芽が出る前に春焼きをする。春焼きは空気が乾燥しているので気をつける。その後8月まで草木を生やさせ、夏焼きをする。




今北さんは、熱い人であった。個人的に惹かれたお話は、野焼きは雑穀を育てていたということだ。それぞれの地域で育てていた雑穀を調べる事によって

どのような民族が暮らしていたか、種はどのように移動していったのかが興味深かった。雑穀から陸稲、水稲へと移りかわっていく概念やその背景。

この旅が終わったら、ぜひ火野山ひろばに参加して野焼きを体験してみたい。






「内部被爆を生き抜く」鎌中ひとみ



 ☆今回の事故でどれだけ多くの人々が被爆しているか

 ・浪江町20キロ内、825万ベクレル

 ・被爆してどんなに早くても半年かかる

 ・3年後、5年後、10年後がピーク

 ・セシウムはガンマ線を出す、これを受けるとDNAの二重螺旋が断裂する

 ・DNAを修復する時に間違って修復してしまう(パリンドロール)、これが癌になる

 ・いのちが一番元気な細胞が、一番先にやられる。だから胎児や子供なんです。

 ・内部被爆、福島県立医大は、100ミリシーベルト。チェルノブイリは、1ミリシーベルト。その後、国は20ミリシーベリトに。この答えはどこを探してもない。

 ・自然の状態で子供の甲状腺癌は、100万人に1人の発症。

 ・正しく放射能を怖がる

 ・チェルブイリでは、25年たった今でも新たな被爆者が出ている

 ・一度汚れた身体は、奇麗にならない訳ではなく戻すことができる。

 ・細胞の核だけではなく、ミトコンドリア、これが放射線物質で変化することが分かってきた

 ・20カ国が日本の食品を輸入禁止

 ・鼻血はガンマ線

 ・誰もが汚染された物を食べる必要はなく、年寄りだから食べて良いのではない

 ・ウランやプルトニウムは重い

 ・ヨーロッパの劣化ウラン弾は再処理からできている

 ・千葉県警が死体識別の訓練を始めている

 ・東海村の村長は、二度と動かしたくない

 ・ガイガーカウンター、0、1以下は誤差が出る

 ・ガイガーカウンター、0、15を超えたら注意(自然界の放射能+人口放射能の数値)

 ・5年後、10年後に病気になる人が少なくなれば


 ・お肉には放射能が入りやすい

 ・魚はまだら、同じ海域でも個体によってすごいバラツキがある

 ・加工品は、安ければ安いほどベクレル数が高い

 ・研究によって判ってきたことは、海の魚は、放射能を排出しやすいシステムを持っている可能性がある

 


難しい内容に感じてしまうこの問題を、それぞれのお話でしっかりと「例え」を付けてお話してくれた。多くの人に伝えたい思いを強く感じた。

言える言葉、言えない言葉を意識して話されているように感じた。そこから、この問題の奥の深さを読み取ることができた。

監督が作られているドキュメンタリーフィルムは、やはり見るべきである。

このような映画こそ、本当に我々が見なければならない現実なのではなかろうか。






「放射能から身を守る食事法』橋本宙八


☆昆布、味噌、胡麻塩、漬物

 ・梅干し、砂糖が入っている物はダメ

 ・日本人はヨーグルトを食べる必要はない、ありとあらゆる漬物がある

 ・漬物を食べるとお腹の中に善玉菌が増える。ただ、市販の漬物は×

 ・五目豆はパーフェクト、病気を直す為に食事を摂る時は砂糖×

 ・レンコン、卸し金ですってお湯を入れ、ひとつまみの塩を入れて飲む(胃腸、ぜんそくに効く)

 ・梅干しを入れたお茶、元気が無いときに飲むと元気になる

 ・長時間かけて玄米を焙煎し、コーヒーのように飲む

 ・白血病の原因、貧血の原因となる白砂糖。子供には絶対に×

 ・米、汚染されているか分からなかったら白米の方が良い

 ・お茶、一回お湯で洗ってから

 ・魚、内蔵は食べない(政府が出している数値は、身だけ)

 ・玄米と有機野菜をしっかりと噛んで食べる

 ・核戦争が起きたら胃腸を守る、活発な細胞からダメージを受け、胃腸がやられることによって身体がだるくなる

 ・プルトニウム、人体に入ると50年にわたり内蔵を破壊し続ける

 ・内部被爆、「異常再結合」

 ・アメリカ原子力技術者ガンゼーダ氏、4号機炉にヒビが入ると冷却水が漏れて冷やせなくなり、
 
 溶けた燃料棒が発火する。水では冷やせない状態になり、これまでの科学では経験したことのない人類未体験の事故が起こる。

 アメリカが半径80キロを避難地域にしたことはこれによる。水戸あたりまでが、永遠に人類が入れない状態になる。

 ・人間は文明を創造することによって、変容、進化してきた動物である。

 ・消費することが第一になってきている事が第一の間違い

 ・火を扱うには心が必要

 



お話を聞いていて、強い意思を感じた。信念の人である。実際に実践をされている人ならではの、深みを感じた。
















興奮や熱狂、穏やかな時間の中でお互いの共通認識を高めあい、

それが日々の日常の中での糧となる。

素晴らしい時間であった。

また、平穏な暮らしを望む民衆が原子力発電所の稼働停止と廃炉を望むことは、至極まともな意見であり賛同する。

現に福島では16万人もの人々が故郷に帰れないでいる。

我々は、原子力発電所に脅えながら暮らす必要は無いし、

いらない物はいらないで良い。

このような現代史における大惨事の事故を起こした日本は

21世紀型未来の構築案を世界に明示する必要性があるのではないか。

私はそう考えている。








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