› ひるまのながれぼし    › 2012年12月 鳥取県・兵庫県 › 12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」

2012年12月29日

12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」



皆様に見送られて海へと離陸する。

岩美町のみなさんに大変良くしてもらった停滞の日々でした。


久し振りの海感覚に、全身の細胞がグゥっと活性化する。

見慣れていた海上から見る景色が新鮮に映った。

今日のお目当ては、龍神洞。名前からして意味深い。

どんな洞窟なんだろうか。

楽しみにしながら、漕ぎ進んでいく。








12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」








山肌には残雪が残る



12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」










12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」





浦富海岸の全体図が見えてきた

龍神洞の姿も。






12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」








存在感がビンビンに伝わってくる洞窟である。

見たところ、近くまで階段があり陸上からもアプローチできるようだ。








12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」








しかし、シーカヤックの特権として僕は中に入ることができる。

エンジン音もないので、静かな状態でいつもの自然の姿を観察できるのもまた良い。

さっそく近づいて見る。












12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」





12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」














もちろん周囲に人影は無く、龍神洞と僕との一対一の対話時間。

現在の日本にもこういった時間を過ごす男がいても良いと、僕は思っている。







12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」






大地の胎内に包まれているような感覚。

時として自然は残酷であり、包容的である。

人もまた自然の包容性に神を見る。

そして残酷性にも神を見る。それを受け入れられない者もまた、裏切りとして神を見る。

日本人の深層心理には、自然に対する根強い信仰があるように感じる。

例え近未来にインターネットと神経を繋いだ生活が訪れたとしても

何かしらの形で、細々としかし脈々と受継がれてゆくのだろう。






洞窟の中は、タイムカプセルのように次元や時代の流れと関係のないシェルターのようである。

概念に捕われず思考ができる自由スピリットホール

悠久なる時間とエナジーをかけて創られたこの精神解放装置に現代人は入るべきである。

何かを語ってくれるかもしれないし、何も語ってくれないかもしれない。

しかし、我々シーカヤッカーはそれを分かりつつも、何度も入ったり出たりするのである。






12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」






アスファルトの隙間に育つ雑草のように力強く根強く、野生種として物事の本質と向き合っていきたい





さて、この洞窟から東に漕ぎ進んでいくと兵庫県に入るのだが

海には看板も標識もないので、地図を見ながら勝手に兵庫県入りしたことにして

自分の旅路が無事に進んでいることを祝した。



この山陰海岸は、本当に素晴らしいシーカヤックフィールドである。

自分の身体がもう一つあるならば、ここで事業を起こしたいくらいに美しい風景が続いた。












12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」










12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」









12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」









12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」








12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」










ゆっくりじっくりと、本物の自然を噛み締めながら進んでいくこの旅路

多くの人と出会い語らい、成長していきたい。








12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」




12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」






この日は、浜坂に上陸しました。















にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ
にほんブログ村













同じカテゴリー(2012年12月 鳥取県・兵庫県)の記事


削除
12月14日 浦富海岸 神秘なる龍神洞  「祝兵庫県入り」