› ひるまのながれぼし    › 2013年1月 兵庫県・京都府 › 1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い

2013年01月12日

1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い

海況はベストとは言えないが、漕げる日。

急ぐ旅路ではないが、漕がなければ進まない旅路でもある。

海はいつも僕を待ってくれている訳ではなく、

時に激しく拒絶する。悲しいくらいに、容赦なく。

命を奪い、命を与える海。

生きているようで、生きていない精神を振るい起こす海。

穏やかなようで、穏やかでない精神を、凪にする海。

いつしか僕は、そんな海と真正面から対話する日々を送っているが

まだまだ答えが出てこない。

唯一分かった答えは、一つだけ。

永遠に分からないかも知れないと言う事。

だから僕は夢中になるんだと思う。

だから僕は、海を漕いでいる。






さて、出発。











1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い





ソーラー発電の出番があまりなく、蓄電池は空。

どこかで充電をさせてもらえば良かったなと反省。正月ボケしてる。昨日に見た天気図を頭の中で描きながら、観天望気に気を使う。

昨日は移動性高気圧に覆われ、いつになくウネリは落ちた。

が、ウネリの方向と風の方向が違う為に、若干であるが海面がソワソワしている。







1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い






1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い







今日も魅力的な海岸線である。鼻と入り江が複雑にマッチしている。








1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い







1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い







1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い








後ろから、雨雲が迫ってくるのが分かった。

濡れるのは慣れてるから、別に気にしないが

風を連れてきているか、どうか、それが読みずらかった。

特別に深い湾や、大きな河口はないので

強烈な出し(陸から海に向かって吹く風、遭難の原因となる)には、ならないか。

いや、なめない方がいい。鼻から鼻へ、スパッと切るルートは取らないほうがいいな、とか

正月ボケした頭は、しっかりと、キンキンに冷えた風に当たって目覚めてきた。








1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い








1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い








ポツポツと降り出した雨は、マップケースの上でいつまでも留まっている。

アラレか。






1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い







空中に上がっている方のパドルの羽に当たり、「カンカンカンカン」と音がする。

顔面が痛い。こればっかりは、本当に痛い。

岬の三角波で、下を向いて漕ぐわけにもいかないし、気合いで前を向いて漕いだ。

感情を緩めると、一気に弱気にもっていかれそうだった。


竹野の湾内に入るまで、何とも言えない顔をして海を漕いだ。

湾内に入ると、うねりっけもなくなる。









1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い






1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い






どこにテントを張ろうかと、海上から吟味する。これを間違うと、停滞中はずっとコケル。

まぁ、上陸できるだけ、有り難いのであるが。







1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い






湾内の西側に松林があった。林の中に、テントを張る事にした。

が、陸上に上がってから、しばらくボケーっとした。

身体が冷えてしまい、腕は動くのだが、指が動かなくなっていた。





にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
にほんブログ村

ブログランキングに参加しています。良かったら、上の写真をクリックして応援して下さい☆
















同じカテゴリー(2013年1月 兵庫県・京都府)の記事


削除
1月6日 香住から竹野 アラレが顔に当たり痛い