2013年04月19日
日本一周の海旅 4月16日 能登金剛巌門(洞窟)、ヤセの断崖、鳴き砂の琴ヶ浜、志賀原発、赤神港へ上陸
人と出会い、自然と出会い、学びたい事を学べるこの海旅は、僕の人生の中でもとても貴重な時間だと思っています。
もっともっと丁寧に時間を過ごしていこう。
素敵なアイデアや、みんなに笑ってもらえる出来事があったら、惜しまずに皆に伝えていこう。
きっとそれが、生きるって事の一部分なんじゃないだろうか。
本日も海の上へ。
風の強い日であったが、なんとか自分の技量に収まる感じの海況であった。
どこの漁師さんも、こんなに荒れた日が続く年は無いと口にする。
しかしこれは、仕方が無い事だ。
人間は常に自然を受け取る側である。
手漕ぎ舟で旅をしているからか、特にそう感じるようになってきた。
現生ホモサピエンスの歴史を振り返っても、そこをないがしろにした国家は滅びの道を歩んでいる。
そんな事柄も踏まえて、能登半島に残っている伝統や風習とも出会って行きたい。
自然の厳しさを知っている人達から生まれくる文化は、自然に対してとても謙虚な姿勢を持っていると考えている。
さて、本日の海上でのお話。
残念ながら、海から見えてきた景色は原子力発電所であった。
地元の方々が仰るように、本音と建前の世界が分からない年でもないのであるが、
この施設の危なさは、その限度を越えている。
その物理的な危なさを、皆が平等に理解をしていないのは、いかがなものだろうか。
また、ここで大事故が起こる可能性は、ゼロでは無い。江戸時代に起きた能登の大津波に、記憶に新しい能登地震。
もちろん戦争やテロの可能性もあるのであるが、一度事が起これば二度と能登半島に入る事ができなくなる品物。
人間はなんて愚かな装置を自ら作るのであろうか。
書き記しておくが、福島の事故は奇跡的に最小限の事故に収まったのである。
詳しい事は、当時の総理大臣が著書にて詳しく書き記しているのでそちらを参考にして頂きたい。
とにかくこの志賀原発が二度と稼働しませんようにと、私は願っています。
志賀原発を越える。
この海旅の当初は、原発のある地域になんとなく入りたくないなと考えてたのですが、
今では考えが変わり、だからこそ観光として訪れ、観光地としての魅力を伝えていきたいと感じるようになりました。
マナーを守った自然観光は、ある意味合いで、現在の自然を保持できる可能性を持っているんですよね。
GNP至上主義から生まれた現代経済社会と自然環境のバランスが取れているとは思いませんが(もちろん素晴らしい理念をもった会社も多くあります)
少しでもバランスが取れた社会へとシフトできないだろうかと、私は考えています。
人間は自然に生かされている。
この大事な感覚を子供達に伝えていきたい。
そしてそれを、自らの心で感じてもらいたい。
そんなこんなで、能登金剛巌門に到着。おぉ、面白い地形だ。ハートにグッとくるものがあります。
上陸できそうな浜があったので、上がってみました。
あれ、階段があるぞ!登ってみよう☆
なるほど、遊覧船が待機しておりました。
さて、改めまして再出発です。
風は、東から南へ。
汗をビッショリとかきながらも漕ぎ進むと、鳴き砂の浜である琴ヶ浜が現れました。鳴き砂って、綺麗な浜でないと鳴かないんですよね。
そして本日の目的地、赤神です。能登半島には、赤が付く地名が多いですね。本日に出航した地名も赤住。
海から陸を見ていると、なんとなくその答えが分かります。岩が赤いのです。
きっと夕焼けに染まったら、更に神々しく赤く光るのだと思います。
縄文時代から現代までの海人が、その風景に心を奪われていたのでは。僕も思わず見とれてしまいました。
なかなかの海況でしたが、漕げる日は気分爽快です。
いつもいつも当ブログを読んで下さりありがとうございます。
大変に励まされております。これからも、よろしくお願い致します。
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もっともっと丁寧に時間を過ごしていこう。
素敵なアイデアや、みんなに笑ってもらえる出来事があったら、惜しまずに皆に伝えていこう。
きっとそれが、生きるって事の一部分なんじゃないだろうか。
本日も海の上へ。
風の強い日であったが、なんとか自分の技量に収まる感じの海況であった。
どこの漁師さんも、こんなに荒れた日が続く年は無いと口にする。
しかしこれは、仕方が無い事だ。
人間は常に自然を受け取る側である。
手漕ぎ舟で旅をしているからか、特にそう感じるようになってきた。
現生ホモサピエンスの歴史を振り返っても、そこをないがしろにした国家は滅びの道を歩んでいる。
そんな事柄も踏まえて、能登半島に残っている伝統や風習とも出会って行きたい。
自然の厳しさを知っている人達から生まれくる文化は、自然に対してとても謙虚な姿勢を持っていると考えている。
さて、本日の海上でのお話。
残念ながら、海から見えてきた景色は原子力発電所であった。
地元の方々が仰るように、本音と建前の世界が分からない年でもないのであるが、
この施設の危なさは、その限度を越えている。
その物理的な危なさを、皆が平等に理解をしていないのは、いかがなものだろうか。
また、ここで大事故が起こる可能性は、ゼロでは無い。江戸時代に起きた能登の大津波に、記憶に新しい能登地震。
もちろん戦争やテロの可能性もあるのであるが、一度事が起これば二度と能登半島に入る事ができなくなる品物。
人間はなんて愚かな装置を自ら作るのであろうか。
書き記しておくが、福島の事故は奇跡的に最小限の事故に収まったのである。
詳しい事は、当時の総理大臣が著書にて詳しく書き記しているのでそちらを参考にして頂きたい。
とにかくこの志賀原発が二度と稼働しませんようにと、私は願っています。
志賀原発を越える。
この海旅の当初は、原発のある地域になんとなく入りたくないなと考えてたのですが、
今では考えが変わり、だからこそ観光として訪れ、観光地としての魅力を伝えていきたいと感じるようになりました。
マナーを守った自然観光は、ある意味合いで、現在の自然を保持できる可能性を持っているんですよね。
GNP至上主義から生まれた現代経済社会と自然環境のバランスが取れているとは思いませんが(もちろん素晴らしい理念をもった会社も多くあります)
少しでもバランスが取れた社会へとシフトできないだろうかと、私は考えています。
人間は自然に生かされている。
この大事な感覚を子供達に伝えていきたい。
そしてそれを、自らの心で感じてもらいたい。
そんなこんなで、能登金剛巌門に到着。おぉ、面白い地形だ。ハートにグッとくるものがあります。
上陸できそうな浜があったので、上がってみました。
あれ、階段があるぞ!登ってみよう☆
なるほど、遊覧船が待機しておりました。
さて、改めまして再出発です。
風は、東から南へ。
汗をビッショリとかきながらも漕ぎ進むと、鳴き砂の浜である琴ヶ浜が現れました。鳴き砂って、綺麗な浜でないと鳴かないんですよね。
そして本日の目的地、赤神です。能登半島には、赤が付く地名が多いですね。本日に出航した地名も赤住。
海から陸を見ていると、なんとなくその答えが分かります。岩が赤いのです。
きっと夕焼けに染まったら、更に神々しく赤く光るのだと思います。
縄文時代から現代までの海人が、その風景に心を奪われていたのでは。僕も思わず見とれてしまいました。
なかなかの海況でしたが、漕げる日は気分爽快です。
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Posted by カツカヤック at 21:35
│2013年4月 石川県・富山県