2013年08月09日
8月4日 津軽海峡横断に出航するも、海況が変わり龍飛岬に上陸。
朝の4時半。
北海道に向けて漕ぎ始める。
空はこのような天気であるが、視界がとれたので気にならなかった。
本州南部は、連日の猛暑が続いているようであるが
こちらは連日にこのような天気である。
雨雲と共に北上していると言ってもよい。
中泊から小島方面へ抜けて北海道松前への約40キロのルートを狙ったが、
本船ルート(巨大コンテナ船が通る道)を航海中に海況は北西風の白波になり煽られ始める。
通常ならばある程度の波風の中でもシーカヤックはしっかりコントロールができる(しかし過信は禁物である)。
まだ海流の流れも2ノットくらい、これからMAXに向かう所である。
風が収まらないかと海上にてしばし待機していたが、まぁ後6時間も無理をする事もなかろうと、
龍飛岬に向けて流される事にした。
この戻るを選択をした時に、「あぁ僕はこの海旅に出て成長したんだなぁ」とシミジミと思った。
海旅に出て22ヶ月もの時間が経ち、ようやく自分の成長を実感できるようになってきた。
それだけ自然は奥が深いのであろう。
まだまだ10年に満たないカヤッキング歴であるが、この道を選んで心から良かったと思う。
竜飛岬の砂利浜へ風に流されながら到着をする。
テトラポッドの内側は、海況に起きている出来事が嘘の様に穏やかであった。
今日の海峡流の最も速いポイントは、5、9ノットの流れ。
さーて、また帯の締め直しだ。
竜飛岬に着いちゃったので、当初の予定通り最短ルートを流されながら狙ってみます。
砂利浜にフラットな場がなかったので、時間をかけて整地(大きな石ころを取り除き、そこに小さな砂利を敷き詰め平らにする)をする。
太宰治の文章で有名な「風の町」である。
強風にも耐える様に、念入りにテントを設営した。
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Posted by カツカヤック at 21:36
│2013年8月 青森県・北海道