2014年07月25日
シーカヤック日本一周7月8日 「苫小牧で地震。釣り師から津波が来るぞーと叫ばれる。」
防水袋にはいつもラジオを入れている。
そのラジオの電源を付けると、台風の言葉が聞こえてくる。日本列島に向かって大型の台風が来ている。沖縄はすでに暴風雨。
台風の影響が出る前に、いざ苫小牧へってことで今日は苫小牧に上陸予定です。
北海道道南のビックシティー。気を付けなければいけないのは、苫小牧港の通過。
大型のフェリーにタンカー、漁船の数も多いだろう。
さて、珈琲を飲んで出発だ。
行くぜ!!
さっそくに火力発電所の前を通過。
発電所からでる温排水によって、海水温はここだけ以上に高い。
手を海水に入れて確かめてみると、トロピカルを感じる海水温にビックリした。
ふと南国の表面水温を思い出したが、ここにいる生体はまさか自分が限られた南国生活をしているとは夢にも思っていないだろう。
本日もお決まりの濃霧に包まれてきた。
苫小牧の大きな港は、濃厚な濃霧で一部しか見えない。
さてこの日に起きた北海道南部で起きた地震ですが、海上にいると地震が来ているのが本当に分からないですね。
ここ最近は北海道南部で地震が多く、ちょっと気持ち悪いなぁと考えてはいたのですが。
地震時は苫小牧港の入り口にある沖へ1キロ程に突き出した防波堤の内側で突然に現れた濃霧が晴れるのをじっと待っていたんです。
強い濃霧でわずか数百メートル先の対岸が真っ白で何もみえず。
それでも大型客船やタンカーや大型漁船は僕の目の前を通過していきます。
低いエンジン音は常に聞こえるのですが、船が見えるようになるのは目の前だけ。
この状況で巨大港を通過したら船にひかれて死んじゃうなぁと。
試しに脳内イメージで影武者カヤックを作り、先行して漕いでもらったのですがあっさりとタンカーに衝突。こりゃダメだってことで、港を通過するのは中止に。
さて、真っ白な濃霧と迫ってきている暗闇。
11時間をカヤックに乗り続けて今日のゴールは15分先。
でも進めれない。こうゆうのは日本一周旅ではよくある事です。
ダメなもんはダメだと早い判断をする方が、リカバリーの時間が増え安全に繋がったりします。
そんな海況の理由もありずらりと並んだ石油備蓄タンク基地のギリギリ管轄外の場所へ我ながらデタラメだなぁと思いつつも、強引に上陸。
ここで台風停滞はあんまりだなぁと思いつつも、明日に濃霧が晴れるのを期待していたら防波堤先端で釣りをしていた人がこちらに向かって急ぎ足で来ます。
そして僕に向かって
「津波がくるぞーーー!!」と。
地震を感じていなかった僕は遠方で東南海トラフ地震が起きたのかと思い、すぐにラジオのスイッチを入れ、携帯電話の電源を(海上では必要な時に使いたいので普段は電源を切っています)。
電源を入れた携帯からはキンコーンキンコーンキンコーンと超メールラッシュ。
う〜ん、やっぱり何かが起こったねと。
そして、まずは第一に生き残る為に知りたい情報は
・地震発生場所とその時刻(震源域が海なのか陸なのかを特に知りたい)
・地震の規模
・津波の有無(津波予想到達時刻)
この3点なんですよね。
もし、大地震が起こって家族へ緊急連絡をする状況になりましたらこの3点情報を知らせてあげて下さい。情報を知る事によって助かる確立が上がります。
今生での最後のメッセージを覚悟する規模でしたら、愛してるが一番上なのかも知れませんけど。
ですが、本当に多くの人から心配をして貰っているなと感じました。
伝えたいってお気持ちや思いを本当にありがとうございました。
さて、話しを元に戻して、何が起こっているのだろうかと、ラジオに耳を傾けます。
私のいる場所は石油タンク基地の最先端部。
はい。災害時にいてはいけない場所です。
釣り師のおじさんは、半分パニックになっていて(後で聞いたのですが、1キロ先の防波堤上はとてつもなく揺れたようです。)情報を聞き取れない。
屈強そうなオジさんでも、突然の出来事にはこうなってしまうんだなぁと実感。
自分がこれから死ぬかも知れないって不安はとてつもなく大きいものです。
そんな時、ラジオから「津波の心配はありません」の声。
ふぅ〜〜〜〜〜〜、
色々な出来事があった夕刻でございました。
今回の最後の言葉になりますが、
ラジオを持ち歩く習慣、オススメしますよ!!
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そのラジオの電源を付けると、台風の言葉が聞こえてくる。日本列島に向かって大型の台風が来ている。沖縄はすでに暴風雨。
台風の影響が出る前に、いざ苫小牧へってことで今日は苫小牧に上陸予定です。
北海道道南のビックシティー。気を付けなければいけないのは、苫小牧港の通過。
大型のフェリーにタンカー、漁船の数も多いだろう。
さて、珈琲を飲んで出発だ。
行くぜ!!
さっそくに火力発電所の前を通過。
発電所からでる温排水によって、海水温はここだけ以上に高い。
手を海水に入れて確かめてみると、トロピカルを感じる海水温にビックリした。
ふと南国の表面水温を思い出したが、ここにいる生体はまさか自分が限られた南国生活をしているとは夢にも思っていないだろう。
本日もお決まりの濃霧に包まれてきた。
苫小牧の大きな港は、濃厚な濃霧で一部しか見えない。
さてこの日に起きた北海道南部で起きた地震ですが、海上にいると地震が来ているのが本当に分からないですね。
ここ最近は北海道南部で地震が多く、ちょっと気持ち悪いなぁと考えてはいたのですが。
地震時は苫小牧港の入り口にある沖へ1キロ程に突き出した防波堤の内側で突然に現れた濃霧が晴れるのをじっと待っていたんです。
強い濃霧でわずか数百メートル先の対岸が真っ白で何もみえず。
それでも大型客船やタンカーや大型漁船は僕の目の前を通過していきます。
低いエンジン音は常に聞こえるのですが、船が見えるようになるのは目の前だけ。
この状況で巨大港を通過したら船にひかれて死んじゃうなぁと。
試しに脳内イメージで影武者カヤックを作り、先行して漕いでもらったのですがあっさりとタンカーに衝突。こりゃダメだってことで、港を通過するのは中止に。
さて、真っ白な濃霧と迫ってきている暗闇。
11時間をカヤックに乗り続けて今日のゴールは15分先。
でも進めれない。こうゆうのは日本一周旅ではよくある事です。
ダメなもんはダメだと早い判断をする方が、リカバリーの時間が増え安全に繋がったりします。
そんな海況の理由もありずらりと並んだ石油備蓄タンク基地のギリギリ管轄外の場所へ我ながらデタラメだなぁと思いつつも、強引に上陸。
ここで台風停滞はあんまりだなぁと思いつつも、明日に濃霧が晴れるのを期待していたら防波堤先端で釣りをしていた人がこちらに向かって急ぎ足で来ます。
そして僕に向かって
「津波がくるぞーーー!!」と。
地震を感じていなかった僕は遠方で東南海トラフ地震が起きたのかと思い、すぐにラジオのスイッチを入れ、携帯電話の電源を(海上では必要な時に使いたいので普段は電源を切っています)。
電源を入れた携帯からはキンコーンキンコーンキンコーンと超メールラッシュ。
う〜ん、やっぱり何かが起こったねと。
そして、まずは第一に生き残る為に知りたい情報は
・地震発生場所とその時刻(震源域が海なのか陸なのかを特に知りたい)
・地震の規模
・津波の有無(津波予想到達時刻)
この3点なんですよね。
もし、大地震が起こって家族へ緊急連絡をする状況になりましたらこの3点情報を知らせてあげて下さい。情報を知る事によって助かる確立が上がります。
今生での最後のメッセージを覚悟する規模でしたら、愛してるが一番上なのかも知れませんけど。
ですが、本当に多くの人から心配をして貰っているなと感じました。
伝えたいってお気持ちや思いを本当にありがとうございました。
さて、話しを元に戻して、何が起こっているのだろうかと、ラジオに耳を傾けます。
私のいる場所は石油タンク基地の最先端部。
はい。災害時にいてはいけない場所です。
釣り師のおじさんは、半分パニックになっていて(後で聞いたのですが、1キロ先の防波堤上はとてつもなく揺れたようです。)情報を聞き取れない。
屈強そうなオジさんでも、突然の出来事にはこうなってしまうんだなぁと実感。
自分がこれから死ぬかも知れないって不安はとてつもなく大きいものです。
そんな時、ラジオから「津波の心配はありません」の声。
ふぅ〜〜〜〜〜〜、
色々な出来事があった夕刻でございました。
今回の最後の言葉になりますが、
ラジオを持ち歩く習慣、オススメしますよ!!
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Posted by カツカヤック at 11:23
│2014年7月 北海道南部