絶景フィールドでした。北海道厚岸湾から釧路昆布森の海岸線 6月4日 シーカヤック日本一周

カツカヤック

2014年06月18日 22:52

手漕ぎ舟日本一周の海旅 6月4日 尻羽岬通過

久し振りに海況が落ち着いている朝を迎えました。

それでいても岬だけはどんなに海況が落ち着いていても緊張します。

海流、潮流、風、波と様々な自然現象がここで変化をするんですよね。

故に古来から岬は恐れられ祀られたのだと思うんです。

シーカヤッキングで言えば岬は漕ぐに難しい場所です。

そんな訳もあって恐る恐るに厚岸湾奥から岬へ近づきます。

昨日に見ていた表情とはずいぶんと違い通過可能と判断をして外海に出ました。









シリッパ岬もまたダイナミックな雰囲気があるドンっとした佇まい。

濃霧に包まれた日々ですが、視界があるので非常に気持ち良かったです。






地層を見つめながら舟を漕いでいると、一体どれだけの時間が地球史で経過しているのだろうかと考えさせられます。

陸への逃げ場が少ない海岸線ですが、本日の海況はバッチリです。

少しペースを落として漕ぎ、海岸線観察を楽しみました。









北海道東部の海岸線にもまた人の暮らしがあります。









スロープにて作業をしておられる方がおりましたので、少しの時間ですが上陸をして様々なお話を伺いました。

昆布漁のお話、ここ数日の天候のお話し、北海道東部の天候のパターン、

数年前に漁船とシーカヤックとの接触事故ギリギリの事例があった事も伺いました。

漁師さんから全国のカヤッカーの皆さんへの伝言ですが「ここを漕ぐには認識旗を付けて」と受けました。

僕は手持ちの認識旗を使用していますが、思いを受けて固定型に戻そうかなと考えています。

確かに昆布漁は沖ではなく海岸線に近い場所を走りますので、シーカヤックと航路が被るんですよね。

今後も事故が無い事を願います。



さて、気を引き締めて漕ぎ進んでいきます。

海面下には昆布が揺らめいております。

先ほどに伺ったサオマエ昆布だろうか。

実に長い昆布です。





霧多布から釧路へと続く海岸線は、世界に誇るシーカヤックフィールドです。







昆布森に上陸してテント設営。

久し振りに濃霧がしっかりと晴れた一日でした。







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