› ひるまのながれぼし › 2014年7月 北海道南部
2014年08月17日
噴火湾を漕ぎ進む。虻田郡(あぶたぐん)の海岸線 7月31日
海況が良く、実に穏やかな噴火湾フィールド。
夏の日差しを感じながら、海を漕ぎ進む。
本日の海岸線は、無人のポケットビーチが点在していました。
無数にあったポケットビーチに上陸。
流木を集め、ササッと火をつけた。
フライパンの中に海水と真水を半々に注ぎ(水はいつでも貴重ですので、節約します)、湯を沸かす。
今日のお昼ご飯は、ソウメン!!
茹で上げた麺をシゴクのも海水です。
麺つゆにたっぷりの胡麻ペーストを入れ、夏の涼を楽しんだ。
その日の海況にもよりますが、ここはシーカヤック初心者の人も楽しめるフィールドですね。
今日もカヤッカーは我一人。
もったいないなぁと思う、鈴木でした。
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夏の日差しを感じながら、海を漕ぎ進む。
本日の海岸線は、無人のポケットビーチが点在していました。
無数にあったポケットビーチに上陸。
流木を集め、ササッと火をつけた。
フライパンの中に海水と真水を半々に注ぎ(水はいつでも貴重ですので、節約します)、湯を沸かす。
今日のお昼ご飯は、ソウメン!!
茹で上げた麺をシゴクのも海水です。
麺つゆにたっぷりの胡麻ペーストを入れ、夏の涼を楽しんだ。
その日の海況にもよりますが、ここはシーカヤック初心者の人も楽しめるフィールドですね。
今日もカヤッカーは我一人。
もったいないなぁと思う、鈴木でした。
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Posted by カツカヤック at
20:23
│2014年7月 北海道南部
2014年08月17日
シーカヤック日本一周 有珠海水浴場にて 7月28日
有珠海水浴場にて停滞。
噴火湾にあるここの海水浴場は遠浅な海。
ウネリも入りずらく、どこか瀬戸内海の海を思い出した。
チリ津波の時もここの場所は被害を受けなかったらしい。
ずいぶんと早朝からお店が開く海の家があり、おにぎりとおでんを注文し、朝の爽やかな空気を吸い込みながらブログ更新。
私のドレッドが目立つらしく、様々な方から地毛ですかと声をかけて貰う。
そしてそのまま会話は弾み、盛り上がる。
バーベキューにお呼ばれしたり、ビールを御馳走になったりと、夢のような一日を過ごす。
北海道の人達との何気ない会話の中でのリラックス。居心地が良かった。
楽しい時間をありがとうございました。
今日から自分のドレッドを「ドレッド様」と呼ぶ事にしようかな。
それにしても子供は本当に海が好きですねー。
みんな良い顔しておりました。
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Posted by カツカヤック at
16:36
│2014年7月 北海道南部
2014年08月11日
「探し物は何ですか?」北海道室蘭 7月29日 シーカヤック日本一周
当たり前のように当たり前の朝がやってきて
当たり前のように海に出て当たり前のように海を漕いでいる。
終わりの無いように思えるこの旅もいつかは終わりが来るのだろうか。
まぁまだ旅の終わりはやってこないみたいだから、さぁ行くぜ!!って出発した場所から続くこの海岸線でゆっくり深呼吸していた。
海を漕ぎながら時々に前に漕いでいたガンジスに問いかけることがある。
自分が属している社会の価値判断や尺度だけで何かを評価していないだろうかって。
夜空を見上げながら時々に星々に問いかけることがある。
世界は一つだけじゃないよねって。
僕が乗っているこの舟は、僕をどこまで連れて行ってくれるのだろうか。
漕いでいるのは自分なんだけど、
何だか時々に向こうから景色がやってきているように感じる時がある。
その時のその瞬間に何と出会うことが決まっていたかように。
そんなことを無人の浜や洞窟の中で考えていた。
何十カ国を旅したからって人は偉くなるわけじゃない。
何万キロを漕いだからって人は偉くなるわけじゃない。
そんなくだらない事に耳を傾けるよりも、笑いながら自分の内側に耳を傾けて欲しい。
色んなことがあるかも知れないけれども、この世界は素晴らしい。
それは僕と僕の仲間達が全力で保証する。
楽しかった海岸を抜け出し、室蘭の港を通り過ぎた。さてここから噴火湾だ。
揺れ動きながらも僕は現代社会の恩恵を受けて生きている。
この日の夕刻は地元シーカヤッカーの斎藤さん親子からの歓迎を受けた。
逢いに来てくれる気持ちがただ素直に嬉しかった。
人のことをどうのこうのと言える立派な自分ではないんだけれども、
胡桃ちゃん、心のべっぴんさんになるんだぞ!!
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2014年08月05日
断崖絶壁に洞窟の絶景カヤックフィールド・チケプ岬(地球岬)7月28日 シーカヤック日本一周
高さ100メートル前後の断崖絶壁、異次元空間を感じる洞窟、誰もいない無人のビーチ、まさにここは日本が誇るパーフェクトコースタルライン。
全国の海岸線を漕ぎ進んで来ている鈴木克章として太鼓判を押せる海岸線、地球岬。
しかし、海が荒れたらお陀仏フィールドでもある断崖絶壁。
急ぐ旅でもないさと日和を合わせて、妊婦の友人に見送られいざ出発。
次に会う時は子連れだね。安産を祈ってるよ!!
イタンキ浜にて指をくわえて見ていた絶壁が段々と目の前に。
いやはや、何とも悠久なる地球史が丸見え。
これは予想以上に絶景だ。さらにペースを落として漕ぐことにした。
進むだけが能じゃないのが日本一周の海旅でもある。
実に穏やかな海況であるが、海岸線には我一人。海気の息吹だけが海面を揺らめきながら漂う。
その気を胸いっぱいに深呼吸し、骨身にそのメモリーを刻む。
あぁ、ますます元気になるようだ。
陸からのルートがある浜が出てきた。
が、なぜか無人。もったいないなぁ。
足跡一つないビーチには海藻だけが転がっていた。
そしていざ、チケプ岬(地球岬)へ
そして絶景フィールドにお決まりの洞窟。
洞窟の中で一休み。
これぞシーカヤッキングの醍醐味。
光と影のこの世界を細胞の一つ一つが認識している様に感じる。
しかしここは本当に素晴らしい海岸線ですね。
この景色を室蘭に住んでいる人達はどれくらいの人が見た事があるんだろうか。
断崖絶壁を上から見るか、下から見るか。
電信浜に上陸しテント設営。
日本の海岸線の底力を見た1日でした。
世界に誇る日本の海岸線の魅力。
海の危なさ、海での楽しみ方。
伝えていきたいなと新たに思った1日でした。
明日の海岸線も凄そうだ。お楽しみに。
ありがとうございます。
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2014年08月04日
空を見上げればハッピーレインボー!! 虹の祝福を受ける。シーカヤック日本一周の海旅
手漕ぎ舟日本一周の海旅 7月27日 室蘭イタンキ浜
空を見上げればハッピーレインボー!!
虹は祝福のシャワーであり、幸せのシャワーである。
旅ができるシーカヤックは色々な世界を僕に届けてくれる。
ハーリオーン!!
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空を見上げればハッピーレインボー!!
虹は祝福のシャワーであり、幸せのシャワーである。
旅ができるシーカヤックは色々な世界を僕に届けてくれる。
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Posted by カツカヤック at
09:48
│2014年7月 北海道南部
2014年08月03日
北海道室蘭イタンキ浜海水浴場の夏の風景 シーカヤック日本一周の海旅
北海道室蘭イタンキ浜海水浴場の夏の風景。
北海道の海岸線にも夏の風がやって参りました。
海水温は18度前後とやや冷たいのですが、サーファーがウェットスーツを来ている海水温の中を地元っ子はジャージ姿で海に飛び込んでいます。
素晴らしいですね。勇ましい気持ちになりました。北海道っ子の気質は逞しいです。
そして、海岸線に人の姿があることがやはり正直に嬉しいです。
海は楽しくも危険もある場所なのですが、経験をもって何をしたら危ないのかを学んでいける場でもあります。
僕も「ひるまのながれぼし」の名刺を持って積極的に語りかけてみました。
みんな!!ブログに登場してくれてありがとう!!ブログを見てくれているかな??様々な質問もしてくれてありがとう!!
そしてとっても印象深かった出逢いは93歳の超元気なべっぴんさんです。
海に来ることが健康の秘訣だと仰っていました。
97歳のお友達にも海に来るよう薦めているのだとか。
失礼を承知で書きますが、僕のこの日本一周の海旅があと10年も遅かったら、おそらくこのおばあちゃんには浜で出会えないのかも。
生活の場がテーマパークの様に変化してきているこの社会において、明らかにそこに属していない雰囲気があるのはやはりご年配の方です。
そこに僕は生活感を感じるんですよね。
だからご年配の方を浜で見かけると積極的に声をかけて様々なお話を伺う様にしています。
昔の海岸線のお話しを生で聞きたいのです。海浜植物のこと、野生動物のこと、砂の着岸変化、暮らしのこと、今は何を思っているのか。
ついついお話が盛り上がって長話になってしまうのですが、有り難く心に刻ませてもらっています。
いつまでもどうかお元気で。
絶景なるイタンキ浜海水浴場にて。
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北海道の海岸線にも夏の風がやって参りました。
海水温は18度前後とやや冷たいのですが、サーファーがウェットスーツを来ている海水温の中を地元っ子はジャージ姿で海に飛び込んでいます。
素晴らしいですね。勇ましい気持ちになりました。北海道っ子の気質は逞しいです。
そして、海岸線に人の姿があることがやはり正直に嬉しいです。
海は楽しくも危険もある場所なのですが、経験をもって何をしたら危ないのかを学んでいける場でもあります。
僕も「ひるまのながれぼし」の名刺を持って積極的に語りかけてみました。
みんな!!ブログに登場してくれてありがとう!!ブログを見てくれているかな??様々な質問もしてくれてありがとう!!
そしてとっても印象深かった出逢いは93歳の超元気なべっぴんさんです。
海に来ることが健康の秘訣だと仰っていました。
97歳のお友達にも海に来るよう薦めているのだとか。
失礼を承知で書きますが、僕のこの日本一周の海旅があと10年も遅かったら、おそらくこのおばあちゃんには浜で出会えないのかも。
生活の場がテーマパークの様に変化してきているこの社会において、明らかにそこに属していない雰囲気があるのはやはりご年配の方です。
そこに僕は生活感を感じるんですよね。
だからご年配の方を浜で見かけると積極的に声をかけて様々なお話を伺う様にしています。
昔の海岸線のお話しを生で聞きたいのです。海浜植物のこと、野生動物のこと、砂の着岸変化、暮らしのこと、今は何を思っているのか。
ついついお話が盛り上がって長話になってしまうのですが、有り難く心に刻ませてもらっています。
いつまでもどうかお元気で。
絶景なるイタンキ浜海水浴場にて。
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Posted by カツカヤック at
22:41
│2014年7月 北海道南部
2014年08月03日
公立はこだて未来大学にて夜話会 シーカヤック日本一周の海旅 7月22日
千島樺太交換条約140周年のイベントとして市立函館博物館にて特別展があり、僕もプログラミングへほんの少しですが参加させて貰っています。
本日は情報技術専門の大学である公立はこだて未来大学へ。
北海道にこの様な大学があるのですね。ハイテクノロジーと博物館との共同作業はどのような形の特別展を生み出すのでしょうか。
非常に知的好奇心が揺さぶられます。
そして僕も今までのカヤック旅のお話をさせて頂きました。
貴重なお話の場を設けて下さりありがとうございました。
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本日は情報技術専門の大学である公立はこだて未来大学へ。
北海道にこの様な大学があるのですね。ハイテクノロジーと博物館との共同作業はどのような形の特別展を生み出すのでしょうか。
非常に知的好奇心が揺さぶられます。
そして僕も今までのカヤック旅のお話をさせて頂きました。
貴重なお話の場を設けて下さりありがとうございました。
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Posted by カツカヤック at
21:27
│2014年7月 北海道南部
2014年08月03日
北方民族資料館にてバイダルカと出会う。編集者の西岡さんと海旅一座・座長の洲澤さんが北海道に御来島。
編集者である西岡正三さんと海旅一座の座長である洲澤育範さんが北海道へご来島!!
となれば、勿論に私も合流でございます。電車に乗っていざ函館へ。
お二人が函館に来ている理由は、来年度に千島樺太交換条約140周年のイベントとして市立函館博物館にて特別展があり、その関係にて来島しています。
座長の計らいにて僕もプログラミングへほんの少しですが参加させて貰えることになりました。
そして函館市北方民族資料館(http://www.zaidan-hakodate.com/hoppominzoku/)へ
ここの資料館には世界的にも貴重な古来の海洋民族・ウナンガンの乗り物、バイダルカが常時展示されています。
そんなアリュート様式スリーハッチバイダルカの写真はこちら。
どこかで見たことがある舟の形??
そうなんです。シーカヤックは突然に現代に生まれた乗り物ではなく、元々はアザラシやトナカイ、ラッコ等を狩猟する古来からある皮舟なのです。
バイダルカの内部構造は非常に緻密で繊細にできていて、生き物の骨の様に木の枠組みがあります。
この写真は北方民族博物館にて海旅一座・座長の洲澤育範氏が製作したバイダルカの骨組みです。座長は現代に生きる皮舟大工でもあります。
アリュートのカヤック<バイダルカ>復元の記録は、こちらのページを見て下さい。
http://hoppohm.org/kayak/
僕は漕ぎ手であって製作者では無い事を前提としてですが、鈴木克章としての個人的なバイダルカの感想です。
バイダルカは人類が生み出した最高に実用的な乗り物であり次元変化装置でもあります。
二足歩行の哺乳類が、身体の感覚をそのままにして海面を歩く生物へと変化できる乗り物だからです。
この舟に乗って(正確には履くですが)海へ浮かべば、自分の下半身に何百の関節が付いた様に感じます。
なぜ関節かと言うと、バイダルカには関節があるからです。
その無数の関節が波の衝撃エネルギーを吸収し撓わにしなります。
そのしなりは海への同化同調感覚を引き起こし、下半身が海になってしまったかのようです。
そんな感覚の中で見上げる空は、次元を大きく広げ、いつもの空ではなく自分が宇宙空間に浮いている実感を引き起こします。
分かり易く書けば、通常にある概念を外されてしまいます。
グローバリズムを詠いながら一元的な世界に向かいつつあるこの時代において、
この舟は現代に多様性とは何か、人が生きるとは何か?道具とは何か?そんな一石を投じている気がしてなりません。
それがバイダルカです。
ウナンガンはどのような感銘を受けながら海を歩いていたのだろうか。
北海道の海を歩きながら多くのアザラシと出会ってきたけれども、実際に海獣を狩猟する時はどの様に漕いでいたのだろうか。
実物のバイダルカを目の前にして思いにふけってしまいました。
あぁ、このスリーハッチバイダルカに三人で乗り込んで海に出てみたいと!!
それにしてもここの北方民族資料館に展示されている資料は、実に驚いてしまう資料ばかりです。
北方民族資料館の学芸員である大矢さんから丁寧な説明を受けながら1日が流れていきます。
そして大矢さん。函館にこの人ありの人物です。
この様な方が資料館に居られる事が本当に嬉しかったです。
そして資料館にはアイヌの丸木舟もありました。
座長の真剣な眼差しは木目を見ております。
座長の隣に写っている西岡さんは、雑誌やインターネットを通じて海を旅する世界を多くの人へ届ける仕事もしておられる方です。
近代的な航海機器を一切使わずに伝統航海術(スターナビゲーション)にてハワイから日本にやってきたホクレア号の記事を雑誌で読まれた方も多いのでは。
ホクレア号の事を知らない方はインターネットにて記事がありましたので、こちらを。
歴史上で語られる西洋の大航海時代よりも遥か以前から太平洋に浮かぶ島々には人が住んでいたんですよね。
http://nahiwa.com/2014/category/nishioka/
今回も西岡さんと数日を過ごしてやはり思ったのですが、脳内にテープレコーダーが内蔵されてるんじゃないかっていつも思います。
信じられない抜群の記憶力。この方の脳内整理整頓構造はいったいどうなっているんだろうかといつも思う、
発信力のあるプロフェッショナルの編集者さんです。
そしてこの写真はアザラシの皮袋です。
この星に生きてきた人の歴史、営みを感じます。
来年度の特別展、是非に全国にも廻って欲しいよなぁと心の中で思ってしまいます。
歴史的背景として僕が疑問に思ったポイントは、なぜウナンガンのバイダルカが千島樺太に絡んでいるか?
北の海洋民族が翻弄されてしまった歴史の刻みは元に戻ることはありませんが、
そこから見えてくる繋がりは、現代に生きる私達に何を伝えるのだろうか。
更にこの世界を学んでいこうと大矢さん、西岡さん、座長の後ろ姿を見て心に刻んだのでございました。
ありがとうございました。
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となれば、勿論に私も合流でございます。電車に乗っていざ函館へ。
お二人が函館に来ている理由は、来年度に千島樺太交換条約140周年のイベントとして市立函館博物館にて特別展があり、その関係にて来島しています。
座長の計らいにて僕もプログラミングへほんの少しですが参加させて貰えることになりました。
そして函館市北方民族資料館(http://www.zaidan-hakodate.com/hoppominzoku/)へ
ここの資料館には世界的にも貴重な古来の海洋民族・ウナンガンの乗り物、バイダルカが常時展示されています。
そんなアリュート様式スリーハッチバイダルカの写真はこちら。
どこかで見たことがある舟の形??
そうなんです。シーカヤックは突然に現代に生まれた乗り物ではなく、元々はアザラシやトナカイ、ラッコ等を狩猟する古来からある皮舟なのです。
バイダルカの内部構造は非常に緻密で繊細にできていて、生き物の骨の様に木の枠組みがあります。
この写真は北方民族博物館にて海旅一座・座長の洲澤育範氏が製作したバイダルカの骨組みです。座長は現代に生きる皮舟大工でもあります。
アリュートのカヤック<バイダルカ>復元の記録は、こちらのページを見て下さい。
http://hoppohm.org/kayak/
僕は漕ぎ手であって製作者では無い事を前提としてですが、鈴木克章としての個人的なバイダルカの感想です。
バイダルカは人類が生み出した最高に実用的な乗り物であり次元変化装置でもあります。
二足歩行の哺乳類が、身体の感覚をそのままにして海面を歩く生物へと変化できる乗り物だからです。
この舟に乗って(正確には履くですが)海へ浮かべば、自分の下半身に何百の関節が付いた様に感じます。
なぜ関節かと言うと、バイダルカには関節があるからです。
その無数の関節が波の衝撃エネルギーを吸収し撓わにしなります。
そのしなりは海への同化同調感覚を引き起こし、下半身が海になってしまったかのようです。
そんな感覚の中で見上げる空は、次元を大きく広げ、いつもの空ではなく自分が宇宙空間に浮いている実感を引き起こします。
分かり易く書けば、通常にある概念を外されてしまいます。
グローバリズムを詠いながら一元的な世界に向かいつつあるこの時代において、
この舟は現代に多様性とは何か、人が生きるとは何か?道具とは何か?そんな一石を投じている気がしてなりません。
それがバイダルカです。
ウナンガンはどのような感銘を受けながら海を歩いていたのだろうか。
北海道の海を歩きながら多くのアザラシと出会ってきたけれども、実際に海獣を狩猟する時はどの様に漕いでいたのだろうか。
実物のバイダルカを目の前にして思いにふけってしまいました。
あぁ、このスリーハッチバイダルカに三人で乗り込んで海に出てみたいと!!
それにしてもここの北方民族資料館に展示されている資料は、実に驚いてしまう資料ばかりです。
北方民族資料館の学芸員である大矢さんから丁寧な説明を受けながら1日が流れていきます。
そして大矢さん。函館にこの人ありの人物です。
この様な方が資料館に居られる事が本当に嬉しかったです。
そして資料館にはアイヌの丸木舟もありました。
座長の真剣な眼差しは木目を見ております。
座長の隣に写っている西岡さんは、雑誌やインターネットを通じて海を旅する世界を多くの人へ届ける仕事もしておられる方です。
近代的な航海機器を一切使わずに伝統航海術(スターナビゲーション)にてハワイから日本にやってきたホクレア号の記事を雑誌で読まれた方も多いのでは。
ホクレア号の事を知らない方はインターネットにて記事がありましたので、こちらを。
歴史上で語られる西洋の大航海時代よりも遥か以前から太平洋に浮かぶ島々には人が住んでいたんですよね。
http://nahiwa.com/2014/category/nishioka/
今回も西岡さんと数日を過ごしてやはり思ったのですが、脳内にテープレコーダーが内蔵されてるんじゃないかっていつも思います。
信じられない抜群の記憶力。この方の脳内整理整頓構造はいったいどうなっているんだろうかといつも思う、
発信力のあるプロフェッショナルの編集者さんです。
そしてこの写真はアザラシの皮袋です。
この星に生きてきた人の歴史、営みを感じます。
来年度の特別展、是非に全国にも廻って欲しいよなぁと心の中で思ってしまいます。
歴史的背景として僕が疑問に思ったポイントは、なぜウナンガンのバイダルカが千島樺太に絡んでいるか?
北の海洋民族が翻弄されてしまった歴史の刻みは元に戻ることはありませんが、
そこから見えてくる繋がりは、現代に生きる私達に何を伝えるのだろうか。
更にこの世界を学んでいこうと大矢さん、西岡さん、座長の後ろ姿を見て心に刻んだのでございました。
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Posted by カツカヤック at
10:58
│2014年7月 北海道南部
2014年08月02日
やぎ座流星群!!
現在の地球星はやぎ座流星群の中に突入しております。
皆様、8月15日まではしっかりと草のシートベルトを着用下さい。
夜空に流れる星、綺麗ですよ!!
いつも「ひるまのながれぼし」を読んで下さりありがとうございます。
北海道の海岸線もセミの鳴き声が聞こえてきました。
夏の到来ですね。
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皆様、8月15日まではしっかりと草のシートベルトを着用下さい。
夜空に流れる星、綺麗ですよ!!
いつも「ひるまのながれぼし」を読んで下さりありがとうございます。
北海道の海岸線もセミの鳴き声が聞こえてきました。
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Posted by カツカヤック at
23:54
│2014年7月 北海道南部
2014年08月01日
室蘭地球岬。断崖絶壁を上から見るか下から見るか。7月19日 シーカヤック日本一周
今日のイタンキ浜も素晴らしい絶景。何時間でも見ていられる素晴らしい浜だ。
そして、十数年前に乗船した世界一周の船旅ピースボートの仲間と合流。
室蘭の町で食事をし、
いざ地球岬へ。
なるほどー。いつもは海抜1メートルの世界から断崖絶壁上を見上げているんだけれども、こうして上から見る海岸線も素晴らしいものがあるな。
それにしてもここの海岸線。非常に楽しみなラインだ。
海が荒れたらシャレにならない怖さもあるな。
地球岬展望台で北海道カヤッカーの森川氏と小松田氏と合流!!
そして、海旅日本一周の現場で新旧の仲間達がバーベキューをしてくれた。
この旅に出て良かったなと思える瞬間。
想像して欲しい。十年来の仲間と新しい仲間が目の前で会話をしている。
旅に出る理由はそれで充分だと思った。
心からありがとう!!!
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そして、十数年前に乗船した世界一周の船旅ピースボートの仲間と合流。
室蘭の町で食事をし、
いざ地球岬へ。
なるほどー。いつもは海抜1メートルの世界から断崖絶壁上を見上げているんだけれども、こうして上から見る海岸線も素晴らしいものがあるな。
それにしてもここの海岸線。非常に楽しみなラインだ。
海が荒れたらシャレにならない怖さもあるな。
地球岬展望台で北海道カヤッカーの森川氏と小松田氏と合流!!
そして、海旅日本一周の現場で新旧の仲間達がバーベキューをしてくれた。
この旅に出て良かったなと思える瞬間。
想像して欲しい。十年来の仲間と新しい仲間が目の前で会話をしている。
旅に出る理由はそれで充分だと思った。
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Posted by カツカヤック at
22:19
│2014年7月 北海道南部
2014年07月31日
7月18日 室蘭イタンキ浜海水浴場へ上陸
本日もエッサホイサと漕ぎ進み、
室蘭イタンキ浜に上陸をした。
何とも絶景な浜である。
そして、久し振りの海水浴場上陸。
そう言えば、道北道東と海水浴場って見てないな。
サーフ上陸時に濡れて上陸したが、寒い!!
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Posted by カツカヤック at
18:18
│2014年7月 北海道南部
2014年07月26日
シーカヤック日本一周の海旅 7月17日 「濃霧に濃霧」 北海道白老
室蘭に向けて出発するが、海上にて濃霧に包まれる。
船上にコンパスは貼付けてあるが、これはもう漕ぎ進めるレベルの霧ではない。
陸に上がる。
視界は50メートルから100メートル位か。
砂利浜に横になって、思いっきりに昼寝をした。
濃霧が晴れたら海に出て、濃霧になったら陸にあがって。
事故がないように漕ぎ進めればそれで良いさ。
登別の砂浜に上陸してテントを設営した。
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船上にコンパスは貼付けてあるが、これはもう漕ぎ進めるレベルの霧ではない。
陸に上がる。
視界は50メートルから100メートル位か。
砂利浜に横になって、思いっきりに昼寝をした。
濃霧が晴れたら海に出て、濃霧になったら陸にあがって。
事故がないように漕ぎ進めればそれで良いさ。
登別の砂浜に上陸してテントを設営した。
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Posted by カツカヤック at
09:32
│2014年7月 北海道南部