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2013年01月11日

平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。

香住在住の松田さんからドライブのお誘いを受けた。

ここ山陰海岸でも、有り難い事に皆様方から大変に良くして頂いている。

僕の様に一風変わった外見を持つ男でも、可愛がってもらえる土壌がここにはあるのかも知れない。

いやそうではないな。土地の人そのものに、深い人情があるんだと思う。



松田さんが、ドライブの中で、平家の隠れ里があると言った。

そりゃ興味深い。ぜひとも訪れてみたい。

壇ノ浦の戦い以後、西日本各地に平家の隠れ里が生まれた

本日に向かった隠れ里もまた、辺境な土地であったが実に見晴らしの良い場所であった。







平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。











現地に着き、松田さんが大きな声で「平家、平家」と連呼するので

僕は少し心配になった。僕は源氏の子孫ではないが、敵襲か何かと思われないかと(時代錯誤な男です)。。屈強な男が竹槍か何か持ってきて

「お主何者じゃっ!!」とならないかと、変な心配をしてしまう小心者の自分であったが

予想通りに、路地裏から見るからに屈強な男が現れたのであった。


そこでまた松田さんが、屈強な男に向かって大きな声で一言をいった。

「○○くーーん」っと・・・。



えっ・・???

そこで松田さんが、僕に一言。

「彼は僕の同級生なんだよ」と。

僕は心の中で、ズッコケをした。

松田さんの出身はここから近い余部で、ここの隠れ里の方達とも同級生になるという。





自分の勝手な隠れ里妄想は、やはり時代錯誤であって

こちらの看板を見て、さらにズッコケするのであった。





平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。





超オープンじゃん・・。








まぁ、冗談のような話しはここら辺にして。。

車道ができる前までは、余部に降りるまでに山道を一時間程かけて降りていたという。

余部に住んでいた松田さんの通学路もまた、線路の上であったと言う。

今では考えられないが、列車が通るトンネル内もまた、通学路であったという。


それを聞いて、なぜこの山陰海岸の人達が人情深いのであるかを少し分かった気がした。






平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。




平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。




平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。








集落の上に、余部崎灯台があり大変に見晴らしが良いとの事。

松田さんが僕に見晴らしの良い場所を案内をしてくれているのだと分かり

その思いやりが嬉しかった。





移動性高気圧に覆われた今日の天気は、スカッとした晴天であり

海況は見るほどにうねりが落ちていく。

海旅の方は、午後から出発するか、明日には出発できるであろう。




余部崎灯台もまた、リンとした空気に包まれていた。






平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。






平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。






平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。










その後は、有名な余部鉄橋に。

昔の話しであるが列車が鉄橋から下に落ちるという、悲劇な事故の話しを聞き複雑な思いになる。





平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。




平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。





ここは、写真スポットとなっているようで

周囲には、高級そうなカメラで列車の通過を待ち構えている方達が何名か居られた。

あまり列車に興味がない僕にとっては不思議な光景であったが

趣味がある事は素晴らしいことだなと思った。





波打ち際では、うねりも落ちてきていてホッとする。

平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。






美味しい湧き水があるとの事で、少し山の中に入った

生きた水が大好きな僕は、テンションは高まるばかりであった。





平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。





よく見ると、ワサビが生えている。クレソンも。






平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。






平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。





湧き水の回りを整備して、植えたとのこと。

松田さん、やり手である。実にやり手である。

僕のやりたい事の一つが目の前に現れた。

様々な質問をさせて頂く。






その後は、香住の東側になる今子浦へ。


なんともカヤック出艇に適した場所であった。


千畳敷を歩く。






平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。



平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。






ここでも皆さんが岩海苔を採っていた。実に美味しい岩海苔があちらこちらに生えている。





平家の隠れ里(余部崎灯台)。カツカヤックの休日。




もし、災害がありライフラインが長期的に途絶える事があったら

海岸線に降りてもらいたい。もちろん津波の注意が必要な場合は、オススメできないが。

海岸線は生命の宝庫であり、日本国の財産である。

素敵な一日をありがとうございました。








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