2020年11月10日

舟が生まれた日。

「みんなで古代の丸木舟を作って乗ってみよう!」
主催の鈴木克章です。
皆様の応援の力にて無事にイベントを終える事が出来ました。本当にありがとうございます。
大成功!でした。
講師として参加頂きました雨宮国広さん、石川仁さん、心から感謝です。
主役として楽しんでくれたみんな!ありがとう!!舟が生まれたね。

舟が生まれた日。

イベント構想から七年の歳月を得て、やりたい思いに溢れて催しに至りました。
樹齢120年と生きてきた命を頂き、畏敬し、その大いなる力の上にて次世代の子ども達が力いっぱいに身体を躍動させています。
乗船の際にはググッと心に響いて涙をこらえている子達もおりました。

丸木舟は不思議な乗り物です。日本列島の地中からも過去に生きていた人達が作った何千年前の丸木舟が出てくる事があります。
姿形を変えずに乗り物として今もなお途絶えていません。
最近では私たちの祖先は人類最古段階の乗り物で海を渡り日本列島へやってきた説が有力になっています。
3万7千年前の昔の出来事です。
時代をグッと最近にして縄文時代を考えても太平洋に浮かぶ八丈島からも遺跡が出土する現実があります。
今の地図や空間認識とは極端に違ったレベルでしょうから、当時の宇宙舟であったと思います。
そして乗り物の醍醐味は移動です。
私達は移動をする乗り物を作る生き物であるとも言えます。

本音を書けば私は普段にこう考えています。
道具を手にした人間により様々なモノや乗り物で辺りは溢れていますが、生活をしている私達は日常的に何かを作っているのだろうか?と。
毎日に使用するモノでさえ実は作っていない摩訶不思議な現実があります。
コップや箸やお皿さえ作っていません。
便利でありますが、創造する力、生きる力、生き抜く力、それに伴う楽しみは弱くなっていないだろうかと。

日本列島のど真ん中。おヘソに当たる浜名湖からみんなで作った丸木舟が生まれました。

楽し過ぎる四日間でした。
それでは皆様、またお会いしましょう!!





削除
舟が生まれた日。