シーカヤック日本一周の冒険記 4月27日 真脇縄文遺跡 縄文海洋民族の歴史を学ぶ

カツカヤック

2013年05月01日 21:01

本日は真脇縄文遺跡にて、能登半島の歴史を学んだ。



能登半島の能登の語源、一説ではアイヌ語のノットが訛りノトになったとされています。

ノットは岬や半島やアゴの意味です。



さて、ここ真脇縄文遺跡は、縄文前期後葉から4千年間にわたって人々が生活を営んでいた集落です。

漁業発祥の地とも言われ、縄文時代のイルカ漁を垣間見る事ができ、イルカやクジラ、トドやオットセイ、マグロやサメの骨が出土しています。













写真は、重要文化財でもある「彫刻柱」です。

大量のイルカの骨の下に埋まっていたもので、大きなクリの丸太の縄文トーテムポール。

遺跡の広がりから考えると、何千頭分のイルカの骨が埋まっているとされる能登半島真脇。

アイヌの熊送りならぬ、イルカ送りが行われていた。









































縄文時代の海洋文化は、現代の私たちが考えているよりも奥が深いものです。

ここ真脇にしてみても、4千年の歴史があるのですね。

持続可能な社会であったんです。

現代日本人は、祖先が残していった軌跡なる叡智を再び学ぶ必要があるのかも知れません。



スピード社会に順応していく能力も確かに必要な時代ですが、もう少しゆっくりとした経済社会を構築できないかと

私は考えております。



















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