自然の気が圧倒的に強い秘境海岸の映像。

カツカヤック

2016年12月15日 22:46

シーカヤックにての北海道一周達成日の映像です。
陸路の交通手段の無い秘境海岸「松前矢越道立自然公園」の最上級格の映像となります。
社会環境において自然環境を語る方にも是非に見て頂きたいフィールドでもあります。経験の義務として書きますが、ここの海岸線は自然の気が圧倒的に強いフィールドです。原始であるからです。この感覚を掴めばこそ相対的でありフェアな視野と思考力が得られると考えます。何故ならばその延長線上にのみ現代があると考えるからです。

さて、一般的に北海道と呼ばれる地が島であることを確認しました。
本当に島でした。これは僕の人生にとって大事な感覚です。

以下は北海道島の印象です。

・突然に飛び上がってくるアザラシに最初は慣れなくて心臓が止まりそうになった。
・デカいサメやクジラが海岸に打ち上がっていて興奮した。
・最高気温もマイナスの日は、フォークの取っ手でコックピットに凍り付いた氷をガリガリ削って出発した。
・尿で手を温めてからテントを設営した。
・知床半島先端部で流氷に囲まれそうになった。その後、囲まれて航行不能となり上陸した。
・北方領土を見て、国境ってなんだろうって考えた。
・ウロコを皮膚に食い込ませ黄金色になって川を昇るシャケに命を感じた。
・海上で強烈に濃い濃霧に包まれて何にも見えなくなった。
・古代シーカヤックが展示されている国立北方民族博物館に行ったら70万人目の入場者になって驚いた。
・鹿児島からずっと北を指していたコンパスの針が宗谷岬を越えてから南を指した。
・真冬が迫るオホーツク海、初めて旅を中断した。

何度も何度も海を見た。何度も何度も空を見た。
コアゾーンと言える海岸線で本物の海気に圧倒された。
出逢う人、出逢う人がほんとみんな優しくて、心を温めてもらった。
酒と飯を多くの人から御馳走になり語りあった。
その度に色んな人から勇気を貰った。
厳しい自然が残るこの島の一周は楽じゃなかった。耐え忍ぶ事の方が多かったが、時間をかけて自然を学ばせて貰った。
北海道一周の達成を目前に、上陸をして滝に打たれた。
滝浴びは最高だ。全てを吹っ飛ばす。

僕の旅はまだまだ続く。
楽な旅じゃないが、最高な旅だ。
心からそう言える。

これから旅をする人へ。
必ず行こう。


ひるまのながれぼしブログ
「滝の音が轟く北海道松前矢越道立自然公園の海岸線」

http://hirumanonagareboshi.hamazo.tv/e5590394.html

カツカヤックのシーカヤック日本一周 第69話





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