2月17日 日本一周の旅路・冬の若狭湾、内外海半島を漕ぐ
2時間程歩いて現場に戻る
道路の脇に生えている野草や樹木を見ながら歩いた。
木の枝の先っぽが膨らみ始めている。
フキノトウも見る事ができた。
じっくりとだが春が来ている。
日本の自然の魅力とは、四季があることかもしれない。
海藻にも四季があり、海苔からワカメの時期になってきている。
まだ小さなワカメだが、ユラリユラト揺れ動いている。
風の止んだ貴重な晴れの日。
まずは、カヤック内の荷物を外に出して、道具類を乾燥させた。
本日に漕ぐ場所は、内外海半島といって
内側と外側では、まったく違う表情をみせる半島。
簡単に言えば、西側が内海で東側が外海である。
気を引き締めて、海へと離陸した。
陸地を見ると、猿の個体群がウロウロと歩いている。
彼らは何を食べて、この冬を過ごしているのだろうか。
野性味が溢れるこの半島に、ゾクゾクする。
外海側は、昨日までのウネリが残っていた。
断崖絶壁に大波があたり、それが反射して三角波が出来ている。
風がある日では、ここは厳しい状態になったな。
波が岩に当たる反復作用によって出来た、泡。
ここまでのモコモコ感は、初めてみた。
夢の世界に入ってしまったような・・、そんな感じ。
風裏、波裏になる土地に、小さな集落が見えた。
陸地に上陸をする。
陸へ戻れた事に、感謝の念が湧いた。
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