2014年10月15日
不思議な景色が連続した絶景海岸線 下北半島西岸佐井村仏ヶ浦 シーカヤック日本一周
台風18号が接近しているが本日は嵐の前の静けさ。今日に漕ぐ海岸線は陸奥湾の中で最も楽しみにしていたフィールド。
期待を胸に込めて海へと離陸した。
漕ぎ進めていく程に野生の匂いが強くなる。
潮の流れが早い津軽海峡に近づくにつれて海は抜群な透明度へと変わってゆく。
海底に生息する生物はカシパンからウニへと変わった。
時折にイカや青物の群れがシーカヤックの下で優雅に泳いでいるのが見える。
それにしてもここの海岸線は不思議だ。
漕ぎ進めるたびに岩質が変わる。それも激しく変わる。
焼山という地名の場所に到着した。
本当に今まで色々な景色を見て来たが、興奮を覚える景色が目の前に広がった。
そしてまた景色が一変した。
ここからは山側からの道路と小さな集落がスポット的に存在した。
ここをシーカヤックで漕ぎたい人はそれらの場所からこの絶景に逢いに行ける。
上の写真に移っている港の目の前の景色が下の写真。
いよいよ仏ヶ浦。
古来からこの景色を眺めた詩人が歌を綴っている風光明媚。
観光船も出ている。
さて、目を疑う景色が目の前に広がった。
尖った巨岩が並んでいる風景はファンタジーの世界に入り込んでしまった錯覚を思えた。
タイミングよく観光船も到着していて、人々は感嘆の声をあげながら幻想の世界を歩いていた。
さらに漕ぎ進む。
と、洞窟が出てきた。
海況も良いのでやはり中に入る事とした。
異次元への入り口にも見えるこの穴。
それでも私は中がどうなっているのかを知りたい。
海食洞の中はどこもかしこも神秘的なのだが、ここは実にゾクゾクとした。
洞窟の奥には神々しく白く輝く玉石があった。
ふと全国にある玉石信仰を思い出した。
祈りたくなる気持ちが今なら分かる。
あたかも冒険物語の主人公になった気持ちにてさらに漕ぎ進める。
空に現れる雲の種類が変わってきた。
この雲が現れると天気は悪い方向へと行く。
さぁ台風が日本列島へやってくる。
海上にいるのも潮時だ。
力を込めて漕ぎ進み佐井村の集落へと上陸した。
暴風をどこでやり過ごそうかと考えていたが、地元の方から良い民宿があると教えて頂く。
この旅でもほとんど民宿に泊まったことは無いが、民宿に泊まる事とした。
民宿みやのでの出来事はまた次のブログで。
有り難いことに村長さん達へもここの海岸線の魅力を伝える機会を貰うこことなった。
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Posted by カツカヤック at 09:55
│2014年10月 青森県(太平洋側)・岩手県