ひるまのながれぼし　　　:シーカヤック日本一周の海旅　５月１０日　新潟県直江津へ

ひるまのながれぼし　　　

鈴木克章（すずきかつあき）静岡県浜松市在住。浜名湖パドル代表。約４年間と野外生活をして手漕ぎ舟シーカヤックでの日本一周達成者。氷河からのインドガンジス川カヌー旅。ハワイカウアイ島での生活。台湾島から沖縄へと星の航海術にて丸木舟での渡海経験等を待つ。国立科学博物館国際プロジェクト「３万年前の航海徹底再現プロジェクト」。三重大学自然環境リテラシー学講師。伊豆ユネスコクラブ顧問。浜名湖シーカヤックツアーズ代表。「波打ち際の先は、行き止まりではなく始まりの場所かもしれない。その先を歩み出し、あなたが望むのであれば、その先は道となる。その道の上にて天空の奥に星が見えた時、あなたの足下には星が現れるだろう」

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2013年05月16日

シーカヤック日本一周の海旅　５月１０日　新潟県直江津へ

本日は、ザ・ナギ。

海面は鏡のようだ。

厳しかった冬の日本海は、しばしの眠りに入ったようだ。

シーカヤック日本一周の海旅　５月１０日　新潟県直江津へ

ドライスーツを脱いでのカヤッキングは、重たい亀の甲羅を脱いだようにとても身体が軽く感じた。

暗い話しの多いこの世の中に、少しでも明るい話題を提供できたらと考えながらのカヤッキング。

自己満足や自己完結ではなく、自分のこの経験をどの様にシェアできるだろうか。

そんな事を海の上で考えていた。

そして分かった事は、自分の経験の足りなさである。

シーカヤックにしてみても、たかだか１万５千キロしか漕いでいない。

もっともっと経験を通さなければ。

人は皆、生まれきた瞬間から終わりなき旅に出航している。

荒れた海に出会う事もあれば、心落ち着く海に安らぎ出会う事もある。

多くの海に出会ってみたい。