2013年08月26日
北海道松前半島西海岸線、絶景なるシーカヤックフィールドと本物のナチュラル ８月２０日
雨雲が迫ってきていた。
こんな事は日常茶飯事であるが、向かって来ている雨雲は背の高い積乱雲である。
スコール的な土砂降りになるなと感じ、サングラスを装着した。
サングラスは実に便利な道具である。殴りつける雨の中でも目を開けていられる。
そして予想通りの大雨となった。
２０分後にはこの天気。
空の七変化を見ているようだ。
不安定な天候が続いている。
もちろん自然界にとってはこれが自然で正常な反応なのだろう。
自然はいつも自然だ。
そしてまたしても、気持ちの良いくらいの大雨。
午前中は水の輪廻を思案した。
水と水のサンドイッチの合間にいる３７度の水溜りの私。
雨模様って言葉がよく似合う瞬間でもあった。
自然を旅するってこうゆう瞬間に出会う事だと思った。
そして松前半島西海岸フィールドは、絶景が続いた。
叫びたい位に絶景と無人の浜が続いていた。
無人の浜にて豪快にソウメンを茹で上げ、雲を見ながら麺をすする。
いつも思う事であるが、人気の少ない浜の自然はスレていない。
凛とした空気感と本物のナチュラル。
人間社会が創り出している共同幻想がやけにちっぽけに見えてくる。
自分への戒めとして書き残しておくが、それでも現実感覚は大事である。
一人で生きていくのならずっとその本物のナチュラルに浸っていたら良い。
それだけの話しであるし、それだけの事である。
それよりも様々な人に出会い、様々な風景に出会うのがこの海旅だ。
言葉としてあまり書かないが、かなりキツい経験もこの海旅にはある。
が、またしても小難しいウンチクを書き出しているので割愛をさせて頂く。
それよりも、素晴らしい絶景の写真を見て頂きたい。
昔は陸の孤島であったろう港町が出て来た。
円空上人に木喰上人、彼らはどの様な視点でこの海岸線を見つめていたのだろうと考える事がよくある。
過去に存在していたこのお二人の名前は、全国どこに行っても名が出てくる。
僕などには想像がつかない程に、旅の真髄を捉えていたのだろうとお察しする。
石崎と言う港町に上陸をした。
砂利浜にテントを設営し、Tシャツに短パン姿で寝ていたが
あまりの涼しさに起きてしまった。
ゴソゴソと寝袋を広げて中に入り込んで眠りについた。
今年の夏は終わってしまったのだろうか。。
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Posted by カツカヤック at 02:49
│２０１３年８月 青森県・北海道
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