2014年05月29日
北海道東部・馬を見ながら漕ぐ、落石の天然浜に上陸 5月25日 手漕ぎ舟日本一周の海旅
手漕ぎ舟日本一周の海旅 5月25日 馬を見ながら漕ぐ
時化ていた海が落ち着いた。波を被りながら砂浜から海へと出艇。
ふと陸をみていると黒い動物が動いている。
黒い動く動物の正体は、馬だ。
この島の海岸線には、馬や牛がいる。
時々にヒグマもいる。シカもいる。
昨日まで寝ていた場所は、地元の人からヒグマの通り道と言われた。山から山へと移動するのに海岸線を歩くらしい。
確かに知床のヒグマも浜を歩いていたなぁ。しかし、ここは人里もある。
有り難い情報なんだけど、本当かな?とも思った。しかし、テントの近くをシカが躍動感が溢れるばかりに全力で駆け抜けていく姿を見て本当だなと感じた。
そして今日は海から馬を見ている。
今日の目的地は落石。
なんだか凄い名前だけど、落石は港町。
この町には郵便局がある。そこにテントの外幕が届いているはずだ。
テントはアライテントを使用している。
部分部分でテントが故障しても、そのパーツだけを買い替える事ができる。
ポールの一本でも買い替えることができる。
もちろんにテントも消耗品。しょうがないんだけど、アライテントは強い。新しい外幕を手にするのが楽しみだ。
そして、落石の岬を周り込む。
周り込んだ先は、波や風が遮られた風裏。ふぅ〜、見事に穏やかだ。緊張がとける瞬間。
リラックスしながら陸を見ていると、岩肌に自生している植物や岩の種類、そんな視点が見えてくるから人間って不思議だ。
心の状態で感じ方が変わるんだなぁ。
奥に入り込むと砂浜が弓の形になっていた。
シューっと気持ちよくサーフィンして上陸。
身体が濡れないドライスーツの中に普段着のフリースを着込んでいても、身体が震えてくる。
浜にいた漁師さんに旅の事情を話してテント設営の許可を貰う。
こんな時は、ここの天候の話し、海の話しも一緒に頂戴する。
なんてったって何十年もここの海と向き合って暮らしている人達だ。
色々な事を教えてくれる。
僕が寒がっていたら、浜辺に落ちてる木を拾って火を焚け言う。
その言葉を聞いて僕はこの町も良い町だなぁと感じる。
焚き火は人の心を温めるけれど、身体も温めてくれる。
僕の調理は基本的に焚き火だ。
流木は海からの贈り物だと思っている。
みんなが毎日に身体に入れている塩だって海からの贈り物だ。
そんな事を気にしていないかも知れないけれど、日常の行為として人間は海を体内に入れている。
この日はササッと流木を集めてフライパンでスパイスたっぷりなカレーを作った。
お米を炊くのもモチロンに焚き火。
カレーは明日の朝食、昼食、夕食ともなる。
これは一人旅の欠点だと思う。
カレーは美味しいから良いのだけれども、大量に作れば作る程に同じメニューが続く。
まぁ、贅沢な悩みってやつ。
いつも買い物ができる訳じゃないし
狩猟採集も出来ない時化の時は、一日一食にして非常食を保つ事もある。
陸に戻れた事を感謝して夜の眠りについた。
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時化ていた海が落ち着いた。波を被りながら砂浜から海へと出艇。
ふと陸をみていると黒い動物が動いている。
黒い動く動物の正体は、馬だ。
この島の海岸線には、馬や牛がいる。
時々にヒグマもいる。シカもいる。
昨日まで寝ていた場所は、地元の人からヒグマの通り道と言われた。山から山へと移動するのに海岸線を歩くらしい。
確かに知床のヒグマも浜を歩いていたなぁ。しかし、ここは人里もある。
有り難い情報なんだけど、本当かな?とも思った。しかし、テントの近くをシカが躍動感が溢れるばかりに全力で駆け抜けていく姿を見て本当だなと感じた。
そして今日は海から馬を見ている。
今日の目的地は落石。
なんだか凄い名前だけど、落石は港町。
この町には郵便局がある。そこにテントの外幕が届いているはずだ。
テントはアライテントを使用している。
部分部分でテントが故障しても、そのパーツだけを買い替える事ができる。
ポールの一本でも買い替えることができる。
もちろんにテントも消耗品。しょうがないんだけど、アライテントは強い。新しい外幕を手にするのが楽しみだ。
そして、落石の岬を周り込む。
周り込んだ先は、波や風が遮られた風裏。ふぅ〜、見事に穏やかだ。緊張がとける瞬間。
リラックスしながら陸を見ていると、岩肌に自生している植物や岩の種類、そんな視点が見えてくるから人間って不思議だ。
心の状態で感じ方が変わるんだなぁ。
奥に入り込むと砂浜が弓の形になっていた。
シューっと気持ちよくサーフィンして上陸。
身体が濡れないドライスーツの中に普段着のフリースを着込んでいても、身体が震えてくる。
浜にいた漁師さんに旅の事情を話してテント設営の許可を貰う。
こんな時は、ここの天候の話し、海の話しも一緒に頂戴する。
なんてったって何十年もここの海と向き合って暮らしている人達だ。
色々な事を教えてくれる。
僕が寒がっていたら、浜辺に落ちてる木を拾って火を焚け言う。
その言葉を聞いて僕はこの町も良い町だなぁと感じる。
焚き火は人の心を温めるけれど、身体も温めてくれる。
僕の調理は基本的に焚き火だ。
流木は海からの贈り物だと思っている。
みんなが毎日に身体に入れている塩だって海からの贈り物だ。
そんな事を気にしていないかも知れないけれど、日常の行為として人間は海を体内に入れている。
この日はササッと流木を集めてフライパンでスパイスたっぷりなカレーを作った。
お米を炊くのもモチロンに焚き火。
カレーは明日の朝食、昼食、夕食ともなる。
これは一人旅の欠点だと思う。
カレーは美味しいから良いのだけれども、大量に作れば作る程に同じメニューが続く。
まぁ、贅沢な悩みってやつ。
いつも買い物ができる訳じゃないし
狩猟採集も出来ない時化の時は、一日一食にして非常食を保つ事もある。
陸に戻れた事を感謝して夜の眠りについた。
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Posted by カツカヤック at 19:26
│2014年5月 北海道知床半島から