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2015年08月14日

函館博物館特別展に映像提させて頂きました。



市立函館博物館特別展「千島樺太交換条約とアイヌ」


函館博物館特別展に映像提させて頂きました。



北海道の海上で撮影した映像を明日から開催される函館博物館特別展(https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2015022200015/)に提供させて頂きました。
迫力のある映像ですので特別展へと足を運んで下されば幸いです。

ここにアップした特別展展示図録を興味深く見ているのですが、心の中で北海道の海岸線がフラッシュバックしています。

ふと、そこにいるかの様に風まで吹いてくるのが不思議です。

また、白老のアイヌが伝統的な製法で作った鮭の燻製(サッチェプ)を頂きました。すっごく嬉しい。

市立函館博物館学芸員の大矢京右さん、ありがとうございます!!


函館博物館特別展に映像提させて頂きました。



今年は日本ロシア間で千島樺太交換条約が締結されてから140周年目に当たります。

歴史の悲劇の中で千島に移住させられたアリューシャン列島の先住民アリュートやコディアック島の先住民コニアグエスキモーは、千島にて伝統的な皮舟(バイダルカ)でラッコ猟に従事させられていた。そのアリュート達はロシア国籍を選択。

その時の伝統的な皮舟(バイダルカ)が奇跡的に現存しており博物館に展示してあります。はこだて未来大学川嶋研究室によってバイダルカ内部まで撮影されております。シーカヤッカーの皆さん、是非に。

国家が支配する土地とは何なのだろうか。

あなたはそんな疑問をこの島国を見て思った事があるだろうか?

樺太アイヌや千島アイヌの強制移住や同化政策とは何だったのか。

そんな歴史があった事を知らない僕達は歴史を学んでいると言えるのだろうか。

140年前はそんなに遠い過去ではない。父、祖父、曽祖父と辿れる時代だ。



”1875(明治8)年に日本とロシアの間で締結された千島樺太交換条約は、千島と樺太における日露の国境を画定しただけでなく、樺太や千島に居住していたアイヌの強制移住や本格的な同化政策の端緒となり、その後の民族文化に大きな影響を与えることになりました。
本特別展は、同条約締結の過程で収集された千島やカムチャツカの先住民族関連資料や、条約締結後に明治政府による同化政策を強いられた樺太アイヌ・千島アイヌ関連資料などの展示をとおして、近代国家形成の波に飲み込まれていった先住民族の運命に正面から向き合うものです。”




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