2013年07月18日
6月29日 「夜の海を漕ぐ」 オーシャントライブ海旅日記から秋田県能代
嬉しい事や悲しい事、大きな出来事が色々と起こりまして、三週間近くブログの更新が遅れてしまいました。本日からいつも通りにブログを更新していきます。どうぞ皆様、海旅が無事にゴールをするまで応援の程をよろしくお願い致します。
波音の子守唄を聞きながら眠っていたが、
波音の目覚まし音にて目が覚める。
ちなみにこの海旅では、一万時間以上も波音を聞いている。
波打ち際で寝ているからだ。
出発準備をしていたら、漁師のオイちゃんからイイダコを頂いた。
タコを醤油で煮付けにしながら、オイちゃんの子供の頃の海岸線事情のお話を頂戴した。
海に出ている先輩達が、現在の海岸線事情に対してどう肌で感じているのか、
自分の思いとの相違は何か、
そんな事ばっかり、考えている。
が、しかしそれにしてもだが、
漁師のおいちゃん達は、カメラを向けられるのが苦手だな。
自分の故郷である漁師町舞阪を思い起こせば、まぁそりゃあそうだなと納得する。
漁師のおいちゃん達は、なぜこんなに気持ちの良い人達なんだろう。
やはり海に出ているからだろうか。
現在の海岸線は、目に見える形で変化が起こっている。
実際にそれを目視しても、何が問題であるかが分からない人の方が圧倒的に多くなっているのであるが
それだけ、人々が海岸線から離れてしまったのだろう。
山と海との間にある海岸線こそ、もっともっと注視しなければならない自然であると思うのだが、これが現状だ。
日本は島国であるが、(まだ日本一周の海旅を完了していないから本当に島国かどうかは、確認していないけど)
皆がそれを忘れてしまったのが、第一の原因だろう。
さて、イイダコは海上弁当とした。
そして出発。
陸上に上がり休憩をしながら進む。
キス釣り(キスは魚の名前)を楽しんでいる人達が砂浜に並んでいる。
そして、偶然にも先日に出会った釣り師と再会をする。
励ましの言葉と共に、食料を頂いた。
本日は、食べ物運に恵まれているようだ。
本日は夜の海も漕いだ。
夜の海は幻想的でもあるが、危ない。
個人でナイトカヤッキングをするのであれば、それなりの覚悟をもってやった方がいい。
夜間航海の危険性をパッと思いつかなかったり
自己完結、自己判断に不安があるのであれば、ツアーに参加して体験したら良いと僕は思っている。
ただ、ひとつだけ言いたい事があって
一日の半分は、夜なのである。
すなわち昼間の自然しか見ていなかったら、自然を半分しか見ていない事になってしまう。
これは摂理である。
そして、今までに何度も書いてきたが、宇宙を観察し体感するには夜の方が感性の扉は開きやすい。
しかし、夜の海は危ないのである。
まぁ昼も夜も自然であり、自然に関しては絶対に安全という事は無いのであるけれど。
自然に対して畏敬の念を抱かなくなった時に、事故は起こるのである。
原発問題に関してもそうなのである。
あれは、これから荒れる川の中州でバーベキューをしている様なものだ。
物理的な話しであるが、人類が作った最強の猛毒を串刺しにして焼いているのが原発である。
焼いた後の串刺しの具材は、大事に大事に外に匂いが漏れない様にお弁当箱にしまうのである。
一万年間は開けてはいけないビックリ箱。
本来は、みんなでこのお弁当箱をどうしようかと、お話し合いをしなければならないのである。
こんなブラックジョークなお話が、現実であるのも現代日本の海岸線事情なのである。
さて、海旅のお話。
能代港沖と米代川の河口には、夜行虫の巣窟なる場所があって、あまりに海水が光過ぎてちょっと不気味に感じた。
どうしてかと言うと、五十センチ位の大型魚がカヤックに反応して、海面下でビュイビュイと逃げるのであるが
その光の残像が、大き過ぎて不気味であったのである。
河口であるから、わんさかと魚がいるのである。
一メートル位の光の塊がカヤックに向かって近づいてくる事もあった。
この日の夜は、月の光も無かったのでまぁ光る光る。
普段のナイトカヤックでは天の川の上を漕いでいる感覚なのですが、この日は光のカーペットの上を漕いでいる感覚でした。
贅沢な話しなのですが、夜光虫の光も程よい位が良いと感じたナイトカヤックでござんした。
その後は砂浜に上陸をして、夜ご飯を作った。
炎がメラメラと燃え上がるたびに、夜はこの位の明るさが丁度良いなと感じた。
小枝一本に火が付くだけで、「わっ明るい」って思える事ができる感覚。
一生に一度でいいから体験して欲しいなと考えています。
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波音の子守唄を聞きながら眠っていたが、
波音の目覚まし音にて目が覚める。
ちなみにこの海旅では、一万時間以上も波音を聞いている。
波打ち際で寝ているからだ。
出発準備をしていたら、漁師のオイちゃんからイイダコを頂いた。
タコを醤油で煮付けにしながら、オイちゃんの子供の頃の海岸線事情のお話を頂戴した。
海に出ている先輩達が、現在の海岸線事情に対してどう肌で感じているのか、
自分の思いとの相違は何か、
そんな事ばっかり、考えている。
が、しかしそれにしてもだが、
漁師のおいちゃん達は、カメラを向けられるのが苦手だな。
自分の故郷である漁師町舞阪を思い起こせば、まぁそりゃあそうだなと納得する。
漁師のおいちゃん達は、なぜこんなに気持ちの良い人達なんだろう。
やはり海に出ているからだろうか。
現在の海岸線は、目に見える形で変化が起こっている。
実際にそれを目視しても、何が問題であるかが分からない人の方が圧倒的に多くなっているのであるが
それだけ、人々が海岸線から離れてしまったのだろう。
山と海との間にある海岸線こそ、もっともっと注視しなければならない自然であると思うのだが、これが現状だ。
日本は島国であるが、(まだ日本一周の海旅を完了していないから本当に島国かどうかは、確認していないけど)
皆がそれを忘れてしまったのが、第一の原因だろう。
さて、イイダコは海上弁当とした。
そして出発。
陸上に上がり休憩をしながら進む。
キス釣り(キスは魚の名前)を楽しんでいる人達が砂浜に並んでいる。
そして、偶然にも先日に出会った釣り師と再会をする。
励ましの言葉と共に、食料を頂いた。
本日は、食べ物運に恵まれているようだ。
本日は夜の海も漕いだ。
夜の海は幻想的でもあるが、危ない。
個人でナイトカヤッキングをするのであれば、それなりの覚悟をもってやった方がいい。
夜間航海の危険性をパッと思いつかなかったり
自己完結、自己判断に不安があるのであれば、ツアーに参加して体験したら良いと僕は思っている。
ただ、ひとつだけ言いたい事があって
一日の半分は、夜なのである。
すなわち昼間の自然しか見ていなかったら、自然を半分しか見ていない事になってしまう。
これは摂理である。
そして、今までに何度も書いてきたが、宇宙を観察し体感するには夜の方が感性の扉は開きやすい。
しかし、夜の海は危ないのである。
まぁ昼も夜も自然であり、自然に関しては絶対に安全という事は無いのであるけれど。
自然に対して畏敬の念を抱かなくなった時に、事故は起こるのである。
原発問題に関してもそうなのである。
あれは、これから荒れる川の中州でバーベキューをしている様なものだ。
物理的な話しであるが、人類が作った最強の猛毒を串刺しにして焼いているのが原発である。
焼いた後の串刺しの具材は、大事に大事に外に匂いが漏れない様にお弁当箱にしまうのである。
一万年間は開けてはいけないビックリ箱。
本来は、みんなでこのお弁当箱をどうしようかと、お話し合いをしなければならないのである。
こんなブラックジョークなお話が、現実であるのも現代日本の海岸線事情なのである。
さて、海旅のお話。
能代港沖と米代川の河口には、夜行虫の巣窟なる場所があって、あまりに海水が光過ぎてちょっと不気味に感じた。
どうしてかと言うと、五十センチ位の大型魚がカヤックに反応して、海面下でビュイビュイと逃げるのであるが
その光の残像が、大き過ぎて不気味であったのである。
河口であるから、わんさかと魚がいるのである。
一メートル位の光の塊がカヤックに向かって近づいてくる事もあった。
この日の夜は、月の光も無かったのでまぁ光る光る。
普段のナイトカヤックでは天の川の上を漕いでいる感覚なのですが、この日は光のカーペットの上を漕いでいる感覚でした。
贅沢な話しなのですが、夜光虫の光も程よい位が良いと感じたナイトカヤックでござんした。
その後は砂浜に上陸をして、夜ご飯を作った。
炎がメラメラと燃え上がるたびに、夜はこの位の明るさが丁度良いなと感じた。
小枝一本に火が付くだけで、「わっ明るい」って思える事ができる感覚。
一生に一度でいいから体験して欲しいなと考えています。
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Posted by カツカヤック at 23:02
│2013年6月 新潟県・山形県・秋田県・青森県│カヤック旅の感覚ってなに?