2014年09月02日
滝の音が轟く北海道松前矢越道立自然公園の海岸線 シーカヤック日本一周8月25日
さぁ、順調に行けばシーカヤック日本一周の北海道編が今日で終わる。
そして今日は、この海旅プロジェクトの現場時間が記念すべき30ヶ月目でもある。
コツコツと毎日に海を漕ぎ、自然を学び、テントで寝ているが、よくここまで来れたなぁ。
今までに漕いできた北海道の海岸線、本州や四国、九州の海岸線を思い出した。
そして本日も海へと離陸。
知内の火力発電所を右手に見ながら漕ぎ進んだ。
温排水の放水口で海水に手を突っ込んでみる。
うーん、やっぱりこの場所は海水温が高い。
原子力発電所もそうなのですが、タービンを冷やす為の冷却水として海水を利用しているからです。
取り込んだ時の海水温度より約7度上昇して海に戻ると言われています。
まぁ、人工的な湯の川ですね。
こういった写真もひるまのながれぼしでは掲載していきます。
煽動はしたくないですが、綺麗な海岸線の写真だけなのは嘘になってしまいますから。
さて、もう少しで楽しみにしていた野生の海岸が出てくるぞ!!
潮の流れの早い矢越岬でエッサホイサ、エッサホイサ。
岬を抜ければ福島町だ!!エッサホイサ、エッサホイサ。
無人の海岸に鳥居が出てきた、エッサホイサ、エッサホイサ。
久し振りに海岸線に鳥居を見たな。
南の島の文化が近づいている事を感じた。
鳥居を過ぎると急に海が穏やかになった。
潮の流れが弱くなったのだろう。
それにしても海況は穏やかだ。
実は山背の風が吹く前の一時的な穏やかさでもあるのです。
津軽海峡の川の流れもあり、ここは風が吹いたら地獄、吹かなかったら天国となるフィールド。
ここからは実に素晴らしいフィールドとなるのですが、海が荒れても陸の道は無いのでエスケープルートは無いです。
カヤッカーの方には釈迦に説法ですがご承知を。
誰もいない絶景フィールドには、滝の音が轟いていた。
ここを勝手ながらに滝の音海岸と名付けた。
それにしても実に素晴らしい海岸線だ。
福島町の人々はこの景色を見た事があるのだろうか。
同じ町内の景色である。
潜り抜けられるパーフェクトな洞窟!!を発見。
断崖絶壁にも洞窟!!
それにしても漕げば漕ぐ程に滝が出てくるフィールドだ。
何本の滝を見ているのだろうか。
やはり植生も艶っぽい。
シーカヤックごとに滝に打たれてみる。
贅沢な行為である。
間違いなく日本の宝であるこの海岸線であるが、今はまだ知名度が低いのであろう。
野生感が強い。
ここの海岸線の特色を二つ上げるとしたら、滝と奇岩。
目を疑うような奇岩がある。
この岩は真ん中にドカンと穴が空いていた。
滝の音色が賑やかになったなと思っていたら、二つの滝が現れた。
北海道一周の達成を目前にして、この滝に打たれた。
滝浴びは最高だ。全てを吹っ飛ばす爽快感がある。
着替えをしていたら、山背(東風)の風が降りて来た。
みるみると海況は白波に変わってゆく。
さぁ、最後の一漕ぎだ。
青森県の竜飛岬からこの北海道へ辿り着いた場所が出てきた。
無事に北海道を一周できた感謝も含め、祈りをした。
僕の旅はまだまだ続く。
楽な旅じゃないが、最高な旅だ。
心からそう言える。
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Posted by カツカヤック at 20:14
│2014年8月 北海道南部・