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2014年09月23日

シーカヤックの構造紹介。荷室があります。



旅ができるシーカヤックは前後に荷室があります。その荷室へテント寝袋食料品を詰め込みます。

何を積載するかは船長の自由です。糠床に土鍋を積んでいた時もありました。応援者からエロ本を貰った時は荷物の出し入れに気を使いました。

荷室には隔壁とフタがあるので密閉空間となります。

ひっくり返ってもシーカヤックが沈まないのはこの構造があるからなんです。








写真はデッキにて刺激薬のナンバンと万能食の大きなドングリ(栗)を天日干ししています。

左に見えるパネルはソーラパネルです。蓄電池へ繋ぎ充電しています。



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2013年06月21日

このような海旅をして思うこと。「海の詠」



このような海旅をして思う。


明日が晴れるように願うより、心が晴れるようにとなってきた。



雨の日に、心の奥まで雨ならば、植物の歌は聴こえてこない。


雨には雨の詠がある。



もし、あなたの心が雨ならば

僕の心に来たらいい。

僕の心は晴れている。



あなたの心が雨ならば、


大きな虹を咲かすだろ。




虹には虹の詠があり、


一弓だけでは、詠にはならぬ。







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Posted by カツカヤック at 22:26カヤックを語る

2012年08月27日

8月28日 ラジオとユーストリームの出演告知

明日の出演告知をさせて下さい☆12時半からFM Haro! 76.1MHz「はまぞうヒット5」に電話出演(静岡県限定)、13時から海洋冒険家の石川仁さん、海岸線自転車旅のノリ君を交えて「海族サミットin満月海岸」をパサールムーンTVで生放送します! ぜひ見て下さい。http://t.co/K1p95XjJ です☆ --  


Posted by カツカヤック at 17:44カヤックを語る

2012年04月13日

シーカヤックと五感の関係

自然と直接的に触れ合うことができるこのシーカヤックの魅力、楽しさ、奥の深さを

もっと多くの人々に知ってもらいたい思いがあります。


シーカヤックでの旅を始めてまだまだ七年目の若輩者ですが、

この間に実に多くの大切なことを知り、世界を知り、成長をすることができています。

シーカヤックに救われたと思っている面もありますし

一人で海旅をしているからこそ、人と出会うことの大切さを教えられています。

この限りなく可能性のある道具を多くの人と共感をしたいのです。


また、知るという行為は、必ずや己にも繋がっていきます。

生まれた町を離れ、生まれた町を知るように。

他者を知り、己を知るように。

自然を知り、己の体の自然を知るといったように。


また、これが非常に大切なことなのですが、常にそれが体感を伴なっているということです。

脳内での思考は、夢のように忘れてしまうことがありますが

シーカヤックでの体験は、体感的に肌で答えを出しているので、

時が立てば薄れることはありますが消えることはありません。

言うならば眠っていた五感の感覚が目を覚ますのですね。

五感が目を覚ましている時は実に爽快な気分なものです。

こんな時は、今まで思い悩んでいたことや

いつまでも答えが出せなかったことが、

なぜかその時はスルスルと紐を解くかのように思考の階段を駆け上がり

ピピピッと問題を解体できたりすることがあります。


海の上であるという条件がそれを加速させる面もやはりありますし、

直感的能力が目を覚ましているからとも言えることができるかと思います。

我々人間は動物です。


現在、スピリチュアルや第六感といった言葉を巷で聞くことがありますが、

僕はスピリチュアル五感主義です。

こんな言葉があるのかどうかはわかりませんが。


第六感を否定しているわけではありません。

五感というものが起動するからこそ、第六感が起きるのではないかと考えています。

でなければ、それは空想になってしまうのではないかと。


なぜこんなことを書いたかといいますと、

やはり直接的に肌で風を感じ、

四季の匂いを嗅いでもらいたいからなのです。

また、これから生まれてくる子供達に対しても

自分の目で見て、触ることの大切さを伝えていきたいからです。

感じるからこそ、考えることの原動力になるんですよね。


液晶画面へのタッチ操作感覚が重視されてきている電子機器やインターネットも便利で面白いのですが

やはり触れることの本質を理解し、その行為が何であるのかと分かった上で、

バランス良くこの世界を楽しんでいってもらえたらとも考えています。

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Posted by カツカヤック at 11:06カヤックを語る

2012年02月23日

最近、思うこと

最近よく思うのだけれども、

シーカヤックという小さな人力の小船で旅をしているから

この旅はいいのだと思う。

いやでも自然には勝てないと悟らせてくれる。


不自由さだったり、厳しい環境にいるときに

大切なものが見えたりするのが、人間なのかなとも考えている。

もちろん現在のテクノロジーを全否定するわけでもないし、

医療の発達などは、本当に家族が助かって欲しい気持ちから進歩をしたのだと思う。


逆説的にいえば、宇宙船ほど厳しい環境もないだろうとも思ったりするし。


ただ、技術に関していうならば

物や販売システムばかりが専行していってしまい、

使用者、消費者が、追いついていっていないのが現状ではないだろうか。


また、医療であるならば、暴飲暴食のライフスタイルを送っていても

医者に行けばなんとかなるだろうとか。

電気に関しても、水に関しても、食料に関しても

常に供給されるのが当たり前という感覚になっている。

ある意味、すごいシステムだなとも思うのですが。



あまりにも便利すぎてしまって、

これはどうしてこうなっているのかと、物理的に理解しづらい現状もあるのだけれども

本質は、常にある。

そこで、その本質に気づくチャンスが

不自由さや厳しい環境に、なってくる。


一言でいえば、それがないから気づかざるを得ないのだけれども。

だからこそ、ないからあることに気づくチャンスでもある。


水は空からも落ちてくるし、

自然はいのちに溢れている。


もし、現状システムに何かあっても生きていけるんだってことが分かると、

パニックにならずに冷静にいれることもできると思う。



そこを理解していくと

何を選択して買うかという、楽しみも生まれてくるし

ある種の精神的なゆとりを持つこともできる。




これからは、個々のライフスタイルの時代に入っていきます。



お互いに成長しあえるようなネットワークを皆さん作っていきましょう。



私、ちょっとおバカな所もありますがみなさんどうぞよろしく。


























この写真は、確かインドで撮ったやつ





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Posted by カツカヤック at 21:55カヤックを語る

2012年01月11日

未来を語る


僕の職業は、カヤックガイドです。

カヤックを通して多くの人達を、自然のフィールドへとご案内したいのです。

そこにはやはり、何かがあるからです。


それは、自分を知るという行為にも繋がります。

いつもと違う風景、

いつもと違う人達と出会うことによって、

何かを忘れることができたり(忘却の重要性)、

普段と違う角度から今を見つめることができたりする
(海から陸を見る視点を持つことによって、より客観性がでてきます。これが割りと良いのです)

新しい発見もあれば、過去を見つめなおす機会にもなります。

見るという行為は、世界を知ることに繋がります。

感じるという行為は、考えるにつながります。

大事なことは、真っ直ぐ見ることです。

健全な精神で真っ直ぐ感じる。

無理に誇張して見なくていいし、

そのまんま、見たまんま、感じたまんまでいい。

自然は騙してもこないし、プロパガンダもしてこない。



自然はいつもそのまんま



自然は自然なのです







人は考える者ゆえに、自分の思い込みや偏見、すりこみに大きく左右されてしまうことがあります。

それは人間だからです。


ただ、主観が強すぎて曲がった物の見方にもなったりします。

僕もそうです。




長い人生の中では、時にそういったものを意識して外す必要性が出てきます。



そんな時は、自然に会いに行きましょう。

人間のルールとは違う、勝ちとか負けの世界ではない自然へ。

シーカヤックの上からはヤケにバランス良く物事が見えます。

独特の浮遊感覚がそうさせます。

物理的に身体がバランスを取っていることも関係しているのでしょう。

安定感のあるカヤックならば身をあずけて空や夜空を見つめることもできます。

海の上から空を見つめる幸せ。その悠久。



また、子供達に向けてすごく楽しい未来もあるということも伝えていきたいのです。

子供達が楽しく遊びながら、自然を学べる場を今後に作ります。

いのちの大切さを学びながら、

自分のいのちを大事ににするこころを育てる


人間は感じるからこそ、考える生き物ですし

感じる喜びがあります。


希望を感じる


しっかりとそういう心が芽生える環境を提供したいのです。

暗い未来に向けて生きていくと考えただけで、活力なんか萎れてしまうものではないでしょうか。


一番大事なことは、いのちの生命力なんです。



あるとき友人が言ってました。

「子供は大人の百倍以上敏感な生き物なんだよ」と。

その通りなんです。

敏感だからこそ、グイグイと伸びる可能性があるのです。



また、テレビやインターネットの自然番組もいいのですが、

やはり時には、本物に触れることが大切です。

あれは照明装置から出る光です。

アートと言えるほど、昇華したものも中にはありますが。

本当に大事な事は、実際に見て触れて感じることです。




そしてこれからは通信の時代へと入っていきます。

すでにインターネットと神経が繋げれる時代です。


この情報発信も通信の恩恵を受けてやっています。

とても便利で情報をフェアに受け取ることができる反面、

目に見えにくい世界ですので、構造が理解しにくい点があります。

また、落とし穴もあります。


そんな世界だからこそ、

目に見えて、触れて体感できる世界がこれからより必要になってきます。

デジタルとアナログのバランス感覚をとる為にです。

やはり、人間だからの言葉になってしまいますが、そのようなものでしょう。


そんなことを思いながら日本を一周しています。




シーカヤックガイドの世界では、日本一周をしてようやくガイドという言葉があります。

今までに五ヶ国、一万数千キロと漕いできましたが、それでも修行が足りないと感じている世界です。

僕もその通りだなと最近よく考えています。



また、ものすごい先輩達がいるのもこの世界の魅力です。

様々な場所で、カヤックツアーに参加する時などは、

ぜひ旅の魅力やどの様なフィールドを漕いできたのかを尋ねてみてください。

きっと普段とは違う面白い話しが聞けるかと思いますし

そういった楽しみがあってツアーに参加するのも非常に面白いかと思います。

普段の日常では聞けないお話が、聞けるということです。



感覚の鋭い人は、初体験でも五感をフルオープンにする事ができます。

また、意識変容する植物を用いて(お酒とか)瞬間的に悟ったような錯覚になるのではなく、

ゆっくりじっくりとコツコツと現実に見えている世界を広げ、己の内側の扉を開いていく感覚が、ある種のシーカヤック旅にはあります。

残念ながら現代生活の中では、なかなか取得しにくい環境になっているのですが、

ほんの数十年前の日本には、この世界がまだ生きていました。

実際に自分の父も、子供の頃は遊びの中で伝馬船を漕いでいたといいます。

自然と人間がまだ切り離されていなかった時代がつい先日まであったのです。

それはこの日本列島の中で、はるか縄文時代から綿綿と受け継がれてきたスピリットです。

急速に変わりゆくこの社会ですが、このスピリットは根強いものです。

この国は皆さんご存知のように、海の上に浮かぶ島国です。

このような島国の中でも竪穴式の土グモや天孫、海人の阿曇に宗像、住吉に隼人、出雲、

熊襲に蝦夷にアテルイと数えきれない程の部族が存在し、中央政権により歴史から消し去られた部族の名もまた多いのですが

しかし古代から舟を漕ぐ感覚というものは、現代でいう自転車に乗る感覚のように日常の中にありました

海の上を漕ぐということは、この濃厚に煮詰まった叡智へと繋がるシーマンアイデンティティーのスープを賜っていく行為でもあるのです

また、このスピリットは、コツコツと漕ぎ続けなければ己の中に下りてきません。それが良いのです。

何やら新興宗教の様な話しに勘違いされてしまいそうなのですが、

実感し体感したリアルな世界の中で漕ぎ続けていくお話です。






最後になりますが、


海は繋がっているという意識は、

これからの時代を歩む者にとって、とても重要な感覚です。

我々は島国に住んでいるからです。






最後まで読んで頂きありがとうがざいました。










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Posted by カツカヤック at 20:16カヤックを語る未来を語る

2012年01月11日

波のリズムとの調和

その日の波のリズムに調和する。
ここのところ毎日のように調和、調和とつぶやいている。

僕は波を切り裂いて進むのがあまり好きじゃない。
もちろん瞬間的にその場所を離れなければならない状況とかは別なんだけど。
ふだんはゆらりゆらりとパドルを水中に入れている。
波の頂点に入れようか、底に入れようかなどとダイナミックなエネルギーを感じながら漕いでいる。
正直に言うと、三角波が起きている岬を越える時にでもそんなことをしている。
なぜなら、無理に自然のリズムから外れるよりもこの方が安定感を感じるからだ。
そんなんで前に進むのかなと思われるかもしれないが、そんな調子でも一日に50キロも進むことができる。そんな調子だからかもしれない。
リラックスした精神状態で自然と調和すること。
波のエナジーを最大限に使わせていただく。
もちろん調和ができないと感じれば丘に上がるし、出艇しない。
こういう直感は当たる。
自然は時に甘くない表情を見せる。言葉では表現できない恐ろしさを僕は知っている。
だから自然ガイドって仕事があるんだろう。
僕はこの仕事に誇りを持っている。










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Posted by カツカヤック at 16:43カヤックを語る