2022年11月24日

「黒潮を渡った黒曜石」

「黒潮を渡った黒曜石」池谷信之

37500年前、後期旧石器時代の往復航海に想いを寄せています。
黒曜石とカヌー。
それとも、黒曜石とウミアック(皮舟)。
当時のパイロットが持っていた距離の概念とは。
当然にリアル経験則を優先していると思いますが、
最新の歴史認識と大きなスケールを得れる一冊です。
蛍光X線装置を導入しての見解も。

ホモサピエンスの大きな特徴の一つは、乗り物の操船能力だと考えます。
人類の海洋進出、未知の世界へ飛び出す宇宙船、毎日に操船する車や自転車。電車や飛行機。
今や太陽系への移住計画が進む時代。
なんて不思議な生き物なんだろう。

さて、著書の舞台は静岡県と伊豆諸島。
この本に感化され御前崎にある“星の糞遺跡”、伊豆南東海岸“見高段間遺跡”、湧水の宝島“神津島”を訪れました。

著者とは式根島の遺跡前でバッタリと出会う奇跡も!

「黒潮を渡った黒曜石」



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